
社会人のたしなみとして、新聞やニュースサイトで、政治関連の記事もきちんと目を通すようにしている…という人は多いはず。しかし、そんな人でも「『政治』が必要な理由」など、根本的な疑問に答えられる人はかなり少ないのではないでしょうか? また、学生時代の記憶がよみがえり、政治と聞いただけで、いまだに敬遠してしまう人もいることでしょう。そこでオススメしたいのが、この「政治のことよくわからないまま社会人になってしまった人へ」。テレビでもおなじみのジャーナリスト・池上彰氏が書いた政治入門書の電子書籍版です。
「政治」というものが生まれた理由から始まり、民主主義、選挙、国会のしくみなど、学校で教わったような基本的な事柄を中心に、わかりやすい文章で解説。後半は「族議員」や「派閥」、「官僚制」など、日本の政界の事情がよくわかる内容にまで踏み込んでおり、わかったつもりでいる人でも、あらためて納得できる知識が詰まっています。
縦書き、横書きの切り替えやしおり、画面の明るさを調整など、電子書籍としての機能も十分。これまで、政治に無関心だった人はもちろん、より深く政治を理解したいと思っている人にも、うってつけの一冊といえるでしょう。