ロンドン火災 『タワーリング・インフェルノ』の現実化に衝撃

スティーブ・マックイーンの「今に1万人の死者が出るぞ」のセリフは重い……

6月14日、イギリスのロンドンの高層マンション で火災が発生し、ビル全体が炎上。ネットでは、40年以上前に公開された映画『タワーリング・インフェルノ』との類似を指摘する声が相次いでいる。

火災は現地時間の14日午前1時頃、ロンドン西部に建つ24階建ての高層マンションで発生した。マンションには約120世帯が入居しており、火災により多数の死傷者が発生。現時点では原因は不明だが、火元は2階と見られている。

『タワーリング・インフェルノ』は、ポール・ニューマンとスティーブ・マックイーンという大スター2人の共演が実現した名作だ。ストーリーは、138階建ての超高層ビルの落成パーティーの最中にビルで火災が発生し、それが高層階へと燃え広がる様子を描いたもの。人を押しのけてでも生き延びようとする人間の醜さ、杜撰な設計、責任逃れに走る建設責任者、後手後手に回る消火活動、誘導体制の不備……高層ビル火災の危険性を予見した同作は、日本でも大ヒットした。

2階から最上階までが炎に包まれるロンドン・高層ビル火災のショッキングな映像に、多くの人は同作を思い出さざるを得なかったようだ。Twitterには、

“映画「タワーリング インフェルノ」が現実に起きちまった”
“何か既視感があると思ってたらようやく思い出した。 昔あった「タワーリングインフェルノ」という映画だった”
“しかし安全対策も進んだはずの21世紀の先進国でまさかまんまタワーリングインフェルノのようなビル火災が起きるとはね”
“イギリスの火災、まるで映画のタワーリング・インフェルノの様。まさかの現実とは…”

といった感想が寄せられている。

今回の火災について詳細は不明だが、「非常階段が1つ」「室内に留まるよう指示」「設計上は燃え広がらないはず」「炎が予想を上回るスピードで拡大」「飛び降りる人がいた 」など、映画のストーリーと驚くほど符合する点が多い。奇しくも、マンションが設計されたのは、映画が公開された1974年。この事実に、多くの人がショックを受けているようだ。
(金子則男)

■関連リンク
・【ロンドン火災】 なぜ高層住宅の住民は「室内に留まる」よう指示されるのか-BBCニュース
http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-40284049
・Yahoo!検索(リアルタイム) 「タワーリング」の検索結果
https://search.yahoo.co.jp/realtime/search;_ylt=A2RCL5tEEENZMVYA9Uhol_p7?p=%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0&ei=UTF-8

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