富山のメーカー会長「富山出身者は採らない」発言で波紋

富山ディスは、創業地への愛情の裏返し? ※この画像はサイトのスクリーンショットです(不二越公式サイトより)
富山県の大手機械メーカー「不二越」の本間博夫会長が、「富山出身者は極力採らない」と発言し、地元からは怒りと困惑の声があがっている。

不二越は1928年に富山県で創業。切削工具、工作機械、ベアリング、ロボットなどを手がける東証一部上場企業だ。会長の発言は、7月5日に行われた会見で飛び出した。不二越はこれまで東京と富山の2カ所に本社を置いてきたが、これを東京に一本化することを発表。北日本新聞のウェブサイト「webun(ウェブン)」によれば、その席上で本間会長は、

「富山で生まれ地方の大学に行ったとしても、私は極力採らない」
「偏見かも分からないが、閉鎖的な考え方が強い」

と、述べたという。

不二越は、今回の本社一本化について、「世界市場で業容拡大を加速していくため」「優秀な人材の確保」「国内外の有力企業との交流・連係強化」「グローバル化に向けた従業員の意識改革」といった理由をあげているが、本社を東京に移すタイミングでの上述の発言は、後ろ足で砂をかけるようなものだ。それゆえTwitterには、

“富山生まれで富山で育った人は閉鎖的な人が多いから採用しないとの発言をしたとのこと。 その発言こそが閉鎖的であると思うが”
“こんな発言するもつ上場企業経営者がいるとは…狭量な視点にも程がある”
“不二越会長が一番、閉鎖的だった、、ということでどうでしょうか?”
“不二越の社長の発言ひどいなあ。こんな閉鎖的な考え方をする人がトップにいる会社では働きたくない”
“出身地で人を差別するのは採用する人間として一番やってはいけない事ではないのか”

と、怒りの声が寄せられている。しかし批判一色かと思いきや、

“富山出身で富山育ちですがそう思います”
“富山県人はこの言葉を冷静に受け止めるべき。私も同じことを思っている”
“不二越にそう言われてしまうと、富山県民立つ瀬ないが、会長がそのように言うのもよくわかる気がします”
“富山で10数年過ごしたぼくから言わせるとその通りだと思います”
“富山生まれの私も富山は閉鎖的だと思うから、不二越の言う事は分かる”

など、指摘はもっともだという冷静なコメントも少なからず登場。「閉鎖的」と言われてしまった富山県民だが、言いがかりにも近い批判を冷静に受け止める姿勢を見ると、度量の広さはかなりのもののようだ。
(金子則男)

■関連リンク
・富山生まれ「極力採りません」「閉鎖的な考え方が強いです」 本間会長、会見で持論-北日本新聞ウェブ
http://webun.jp/item/7383275
・東京本社一本化と、東京への本店移転について – 不二越
http://www.nachi-fujikoshi.co.jp/news/pre/170705.html
・Yahoo!検索(リアルタイム) 「不二越」の検索結果
https://search.yahoo.co.jp/realtime/search;_ylt=A2RivcH8KmdZ.gcAljxol_p7;_ylu=X3oDMTBiaWc1OXM5BHZ0aWQDanBjMDA2?p=%E4%B8%8D%E4%BA%8C%E8%B6%8A&ei=UTF-8

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