個人から青森市に20億寄付に衝撃 使途に疑問の声も

平均寿命ワーストの汚名返上なるか ※この画像はサイトのスクリーンショットです(青森市公式サイトより)
平均寿命ワーストの汚名返上なるか ※この画像はサイトのスクリーンショットです(青森市公式サイトより)
青森市在住の個人から市に20億円の寄付があったことが明らかになった。ネットでは衝撃とともに、その使い道に注目が集まっている。

地元紙「東奥日報」によると、昨年12月26日、同市在住の個人から市に寄付があった。寄付者から“短命市返上”を目指して使うよう要望があり、具体的には「市民の健康づくりとスポーツ振興に使ってほしい」という。

これを受けて青森市は1月16日、市中央部の青森操車場跡地に、スポーツやコンサートなど多様な催事に利用できる体育施設(アリーナ)の建設を検討。完成時期は、2025年に県内で実施予定の国体よりも前になる見込みだという。そのほか、市内の小学生や未就学児を対象とした食育事業の推進にも活用する計画が進行中だ。

Twitterでは、

“青森市在住の個人が青森市へ20億の寄付って何者だよ(笑)”
“青森市に対して20億寄付って石油王か何か?”

と衝撃を受けたという声が相次いでいる。一方で、

“操車場跡地って交通や他施設との連動性はイマイチでは単に作ってまた箱モノに”
“青森が短命県なのは運動不足じゃなくて、タバコと酒と塩分の大三元だからだと思うぞ。”
“それが短命県返上に役立つのか? 高齢者、低所得者が多い、雪問題と、市民が生活しやすい場所にする事が先決じゃないのかなぁ”

とその使途に批判的な声も少なくない。

厚生労働省が昨年12月に公表した「都道府県別生命表」によると、平均寿命ワースト1位は青森県で男性が78.67歳、女性が85.93歳だった。いずれも全国平均の80.77歳と87.01歳に及ばない。青森市は健康寿命延伸に向け、がん対策、肥満・糖尿病対策、たばこ対策を重点的に行うとともに、県産だしを活用しておいしく減塩を推進する「だし活!健活!減塩推進事業」にも取り組んでいる。

個人で20億円もの大金を寄付するという地元愛あふれる心意気にどう応えていくのかが問われているといえそうだ。平均寿命ワーストの汚名返上なるか?
(山中一生)

■関連リンク
青森市が操車場跡地に体育施設を整備方針
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2018/20180117032347.asp都道府県別生命表
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/tdfk15/index.html青森市公式サイト
https://www.city.aomori.aomori.jp/

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