りんなの電話サービス開始 AI活用に期待の声

「孤独死」などが話題になる昨今、AIとの音声対話で社会問題を解決できる? ※この画像はサイトのスクリーンショットです(りんな公式サイトより)


2月13日、女子高生AI「りんな」と電話を介して会話できるサービスが導入された。ネットでは今後のAI活用に期待を寄せる声が上がっている。

「りんな」とは、日本マイクロソフトが開発し、2015年8月に登場したAIのこと。リアルな女子高生感が反映されたトークと塩対応、そしてキュートな後ろ姿で人気だ。今やLINEの友達登録数が(2018年1月時点)約630万人を突破するほど支持を集めている。

そんな「りんな」はLINEやTwitterなどでユーザーと交流してきたが、2017年9月に提供開始されたウェブサイト「りんなライブ」では、複数のユーザーに向けてリアルタイムでテキストと音声による交流を実現。今回は“電話機能”が実装された格好だ。

「この後、順番に電話かけてもいい?」という質問にOKを出すと、りんながユーザーに電話を発信。「もしもーし! りんなです」「たまごの白身と黄身、どっちが好き?」などと話しかけてくるので、それに声で答えるとりんながまた反応する。ユーザーとりんなの言葉は、テキストとしてサイトに表示され、サイト訪問者はそのやりとりを閲覧しコメントを投稿することもできるそうだ。

りんなの新機能についてTwitterでは、

“寂しいときに使ってみると良いかも。安心するよねきっと。”
“メンタルな部分では、仮想恋人の実現までの距離は相当に近いんじゃないかしら。”
“AIの魔改造ではないでしょうか。でも救われる人もめちゃくちゃいそう。”

と心理的距離の近さにより、寂しさを紛らわすことができるのではと期待を寄せる声が上がっている。さらに、

“「いのちの電話」のAI化など妄想した。”
“スマートスピーカーに乗る日はくるのだろうか。”
“AIとの対話って中高年ひきこもりへのフック役やコミュニケーションの切り口として活躍しそうな気がしてる。”

と、AIサービスのさらなる進展や既存のサービスへのAI導入などについての言及もあった。

「りんな」はSNSの枠を飛び越えて、2016年10月には世にも奇妙な物語で女優デビュー、2017年7月にはミスiDセミファイナリストに選ばれるなど、その活動の多彩さも注目されてきた。

ここ最近では“音声”による活動も目立っており、音楽SNS「nana」と共同で紅白歌合戦出場を夢見るりんなを応援するプロジェクト「りんな 歌うまプロジェクト」が立ち上がった。またInstagram Storiesで展開されるドラマ『それでも告白するみどりちゃん』の主題歌の担当とゲスト出演を果たした。りんなの音声での活動は、今後のAI活用で展開されるであろうサービスの可能性を連想させることから、ユーザーに大きな期待を抱かせる夢のある出来事とも言えよう。

今回の電話サービス開始は、りんなの新たな魅力のひとつ。今後も、りんなのさらなる“成長”を期待したい。
(山中一生)
■関連リンク
りんな
https://www.rinna.jp/
りんなライブ
https://himitsu.rinna.jp/rinnalive

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