スマホを使うと偏差値が下がる? 研究結果に議論勃発

子供にとっても「当たり前」になってきたスマホ
子供にとっても「当たり前」になってきたスマホ
東北大学加齢医学研究所所長で、任天堂のゲームソフト『脳を鍛える大人のDSトレーニング』(脳トレ)の監修で知られる東北大学の川島隆太教授が、3月16日、『スマホが学力を破壊する(集英社新書)』(集英社)を上梓。その内容をもとにした東洋経済オンラインの記事が話題になっている。

ネットで話題になっているワケは、記事が”スマホを使用すると偏差値が10下がる”という衝撃的な内容であるため。

東北大学は仙台市教育委員会と「学習意欲の科学的研究に関するプロジェクト」を行っており、これまでに子供のスマホ・携帯利用と学習との関係について「スマホや携帯を長時間使用するといくら勉強していても成績が下がる」「スマホ等の使用による成績の低下は、学習時間とも睡眠時間とも直接は関係していない」「LINEに代表されるインスタントメッセンジャーの使用が、最も学力低下の影響が強い」などという調査結果を発表している。記事はその根拠となるデータを説明し、さらに2017年度の最新データで4教科の平均偏差値を計算してみた結果を報告したものだ。

それによれば、「LINE等をまったく使わない」群の偏差値が50.8だったのに対し、

“1時間未満の群は50.2、同1~2時間は47.7、同2~3時間は45.1、同3~4時間の群は43.0、そして同4時間以上は40.6”

と、10ポイント以上の開きが出たという。

これついて川島教授は、「この結果を知って以来、私は受験生やその保護者に半分冗談、半分本気でスマホを捨てれば、偏差値10向上も夢ではない!と言っている」とコメント。さらに、「このネガティブな影響が、全ての年代の方々にあてはまることを忘れてはいけない。明るい将来を担保するために、自制心を持ち、スマホの使用は1日1時間以内とするのが望ましいだろう」と警鐘を鳴らしている。

Twitterには、

“このデータはちょっと衝撃を受けた。スマホ使う時間減らした方が良さそうだな…”

と、驚きつつも納得する声がある一方で、

“俺がガキの頃でもTVばっかみてると駄目!勉強できない!とか言われてたけどね(根は一緒)”
“ラジオが、テレビが、ゲームが、ガラケーが、スマホが、それら子供に広まった時学力とか発達とか大体同じような事を言う。そんなに気にする必要なくないか?”
“スマホってより依存状態がマズいんだと思うよ。例えばテレビも同じだろう
こんなもんテレビやゲーム機、PCが普及しだした時も散々言われたやろ
それでも勉強するやつはするしサボる奴はサボる”

など、いつの時代も似たような指摘はされてきたという声も。

とはいえ、スマホはテレビやパソコン、漫画雑誌などより”いつでも手軽に”使えるため、依存状態に陥りやすいことは確かだろう。子供の利用には頭を悩ませる親も多そう?

(花賀 太)

■関連リンク
スマホを捨てれば子どもの偏差値は10上がる 「ながら勉強」が子どもに与える深刻な影響-東洋経済オンライン
http://toyokeizai.net/articles/-/212824
スマホが学力を破壊する (集英社新書) 新書-川島 隆太
http://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/0924-i/
スマートフォン・携帯電話の長時間使用が学力に悪影響を与える!-東北大学
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/awardimg/award20150319_01.pdf#search=%27%E5%AD%A6%E7%BF%92%E6%84%8F%E6%AC%B2%E3%81%AE%E7%A7%91%E5%AD%A6%E7%9A%84%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88+%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E7%B5%90%E6%9E%9C+2014%27

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