店員に「文句」ではなく「ありがとう」 “サンカ―”が話題!

モンスターカスタマーがあふれる中、「サンカ―」に注目が集まる ※画像はイメージです


作家の鯨武長之介氏が自身のTwitterに投稿した、“よい接客をされたら企業や店舗にお礼を言う人”を表す「サンカー(Thanker)」なる言葉がネットで話題になっている。

投稿によると、鯨武氏の妻は買い物などで丁寧な接客や対応をされたとき、「後で店や本社に『店員の○○さんにありがとう』とメールを送ったり、時には電話を入れる」行為が“細やかな趣味”なのだという。

こうした行為について、妻は「クレーマーよりもサンカー(Thanker)になりたいのだw」と爽やかなドヤ顔で鯨武氏に語っていたそうだ。さらに、妻に「サンカ―」の語源を問うと「適当だよ。感謝(Thank)に○○する人(er)を付け加えただけ。だからサンカー。私は昔、テニスをする人の事をテニッサーって言ってたから」と答えたといい、造語であることを明かした。鯨武氏は「この考え方はもっと世に広がるといいな」と願いを込めて投稿したとのこと。

どちらかというと、昨今は企業や店員に対して文句を言う「クレーマー」が話題になることが多いが、Twitterでは、

“この考え方、素晴らしいと思います。こういう意識的な好意が拡がってほしい。”
“消費者が店を育てるいうのは苦情でなく、そういった循環からだと思います。感謝とともに期待も込める。ただし、こりゃ駄目だと思えば足が遠のくだけ。”(原文ママ)

と賛同の声が相次いでいる。さらに、

“サービス業に従事している者として、「ありがとう」「助かった」は、一番の労いになります!その一言が、その日の仕事にやり甲斐をもたらしてくれます。”
“自分は路線バスの運転士ですが、心無い方からのクレームで落ち込むことばかり。こんなサンカーの方達の暖かい言葉は、モチベーションを高めてくれ、嬉しく思います。”(原文ママ)

とサービス業従事者からも好意的な声が上がっている。

昨年11月に労働組合「UAゼンセン」が発表した調査によると、流通業で接客対応に携わる組合員の73.9%が客からの迷惑行為を受けていたことが判明。業態別では百貨店(86.4%)、次いで家電関連(84.9%)が多かった。迷惑行為を受けた当事者は、「強いストレスを感じた」という回答が5割強に上り、精神疾患になった者も1%いるなど、その心理的負担の大きさがうかがえる。

悪質なクレーマーが問題視される昨今だが、「サンカ―」の気持ちをもって他者と接していきたいという人は多いようだ。
(山中一生)

■関連リンク
【鯨武 長之介】レバガチャアーカイブ(原作)@chou_nosuke
https://twitter.com/chou_nosuke/status/1018297322956996608

悪質クレーム対策(迷惑行為)アンケート調査結果
https://uazensen.jp/wp-content/uploads/2017/11/%EF%BC%88%E9%80%9F%E5%A0%B1%E7%89%88%EF%BC%89%E6%82%AA%E8%B3%AA%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%A0%E5%AF%BE%E7%AD%96%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%88%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E7%B5%90%E6%9E%9C-2017.10_Part1.pdf

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