千円で買えるVRヘッドセット

サイズは70×140×180mm。重さ55g。iPhone5/5s対応

Facebookが買収した『Oculus Rift(オキュラスリフト)』、ソニーが開発を発表した『Morpheus(モーフィアス)』など、昨今何かと話題になるのが“VR(バーチャルリアリティ)ヘッドセット”関連のニュース。VRヘッドセットとは、ゴーグル型のモニターに内蔵された各種センサーにより、自分が向いた方向の映像を能動的に見ることができるヘッドマウントディスプレイのこと。写真・ビデオ・ゲームなどの映像メディアで、新たな可能性を秘めたデバイスとして期待を集めています。

しかし、いまだ開発段階であったり、開発者向けキットがプレミア価格で出回るにとどまるなど一般人が体験したくても難しいのが実状。

そんな折、Googleから発表されたのが『Cardboard』です。これは、Androidスマホをモニターおよび各種センサーとして利用することで、お手軽にVRヘッドセット体験できる段ボール製のVRキット。ただし、Googleのサイトから図面をダウンロードし、自ら材料を用意して組み立てねばなりません。

「自作は面倒くさい。でも体験したい」。そんな方におすすめなのがSRラボラトリーズの『ハコスコ』。Cardboardと同じ段ボール製のハコスコは、折りたたむだけで作成できるキット状態で販売されているのが特徴です。

このようにお手軽かつ、1000円と安価にVRヘッドセット体験ができるハコスコ。オキュラスリフトは構造上、映像ソースや電源への接続が必要なため、自由に動き回ることができません。対してハコスコはケーブルを気にすることなく、自由に360度のパノラマ映像を楽しむことができるというもポイントといえましょう。

現在用意されているコンテンツは、無料アプリ『SR Viewer』に収録されている360度パノラマ動画数本ですが、同アプリを使えばリコー『THETA』のような全天球カメラで自分が撮影した写真を楽しむこともできます。いずれも画質は少々粗いものの、自分が顔を向けた方向に合わせて映像が変わるため、高画質テレビや映画館の大スクリーンでも味わえない高い没入感を得ることができます。

また社外アプリですが、ちょっと飛び跳ねるだけで視界が空高く舞い上がり、まるで“大ジャンプ”した状態で周りを見渡したかのようなパノラマ空中映像が楽しめる『Hiyoshi Jump』や、iPhoneカメラでモニターした目の前の風景に道案内ルートを重ねられるARナビアプリ『MapFan eye』などでもこの商品の可能性を感じることができます。

今のところ、まだまだコンテンツは発展途上にあるという面は否めないものの、なにせ日本初の一般向けVRヘッドセットですからね。今後もオフィシャル、アンオフィシャル含め、続々と面白アプリが登場することを期待して、早めにゲットしておきたいところです。

(熊山 准)

『ハコスコ』(SRラボラトリーズ/価格:1080円)

 SR Laboratories

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