どう使ってる? テザリング利用の実態

スマホ活用上級者は、テザリングをどのように活用している?

国内外のメーカー・キャリアを問わず、最近のスマホの多くに搭載されている機能といえば「テザリング」。スマホ本体を無線LANルーターに変えてくれる便利機能だけど、実際どれくらい使われているのだろう?

MMD研究所が2012年10月に20~49歳のスマホ所有者557人に行った「スマートフォン所有者の利用料金に関する実態調査」によると、テザリングを「利用している」と回答した人はわずか16.3%。「興味があるが、利用していない」人は46.9%と約半数近くに上った。

「利用していない」理由で最も多かった意見は、「テザリングの必要性を感じないから」(26.6%)。ほかには、「使い方・設定方法がわからないから」(22.1%)、「バッテリーがなくなるのが早いから」(17.0%)、「別途次世代通信分(XiやWiMAXなど)分の利用料金がかかるから」(16.3%)などが上位となった。

やはり、まだまだ浸透しているとはいえないようだが、実際にテザリング機能を活用している人は、どのような使い方をしているのだろう? ユーザーの声を集めてみたところ…。

「外出先で仕事のメールを出さなきゃいけないときや、会社のサーバーにアクセスして資料を引き出す必要があるときにPCと繋げて使っています。ただ自分が使っているスマホには、毎月7GBまでのデータ通信量制限があるので、正直ヒヤヒヤしながら使っています」(外資メーカー・24歳)

「スマホでメールを送るのが面倒な大きなデータをPCで送るときに使っている程度ですね。月間の通信量が決まっているので、『テザリングできるスマホがあれば、ほかのWi-Fiルーターはいらない』とは思いません」(SE・24歳)

利用しつつも、データ通信量の制限(各キャリアともおおむね233MB/日、7GB/月)があるので、テザリングだけに頼りたくないという人が多かった。そんななかでも、「テザリングだけを使っている」という人たちを発見。

「自宅でネット契約をしていないので、PCでのネットはすべてテザリングです。引っ越しても回線を契約したり、設定し直す必要がないので楽チンです」(会社員・34歳)

「電車や屋外などで繋がる安心感があるのは嬉しいですね。また、ほかのWi-Fiルーターを解約したことで通信料金も抑えることができました。テザリングは電池の減りが早い問題がありますが、それも予備バッテリーを持ち歩いているので気になりません」(IT勤務・28歳)

そう答えてくれたふたりは、動画など通信量が大きなコンテンツはなるべく使わず、外出時は、Wi-Fiスポットなど公衆無線LANをなるべく使うようにしているそう。使い方をしっかり決めたうえなら、テザリングも効果的に使えるといえそうだ。

(冨手公嘉/verb)

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