文字化け現象「豆腐化」とは?

「豆腐」と呼ばれる「□」の他にも、「下駄」と呼ばれる「〓」など、特殊顔文字が文字化けする置換文字にも種類がある

Twitterなどで最近よく使われている「特殊顔文字」。iPhoneからみると可愛い顔文字なのに、Android端末では「□」などの記号に文字化けしてしまうことも多いという。スマホユーザーの間で「豆腐化」と呼ばれるこの現象について、特殊顔文字に詳しいMGJ Interactiveのアプリ開発担当者に聞いてみた。

「特殊顔文字とは、“Unicode”という国際規格の文字セットを活用した新しいタイプの顔文字のこと。このUnicodeの情報量の違いが『豆腐化』を起こしてしまうんです」

文字セットとは、パソコンやスマホで処理可能な文字・記号類のレパートリーを定めた規格。従来のガラケーなど使用されていた“Shift JIS”いう文字セットで使える文字は7000 種類程度。それに対しUnicodeは、10 万種以上もの圧倒的な文字表現力を持つ文字セットなんだそう。このUnicode、iPhoneと同様にAndroid 端末にも採用されているのに、なぜAndroid端末で特殊顔文字が正しく表示できないのか? これは、端末に搭載された“フォント”と呼ばれる活字データの収録状況がカギとなっているんだとか。

「Unicode は非常に膨大な規格のため、10万種もの文字を全て用意することは現実的ではありません。実際に画面に表示される文字は“フォント”と呼ばれる活字データをもとにしており、現にiPhoneでもUnicodeで規定された10万種のうち5万種程のフォントしか搭載していないのです。恐らくAndroidのシステムに搭載されたフォントの文字種は、iPhoneやパソコンに比べて少ないのでしょう」

同じUnicode対応機器でも、搭載フォントの取捨選択は端末によってそれぞれ。端末に対応するフォントが用意されていない文字は「□」などの置換文字で表示される…というのが豆腐化現象の正体。どうしても特殊顔文字の豆腐化を防ぎたい! というAndroidユーザーはいまのところ、豆腐文字を変換してくれるAndroidアプリ「TofuBuster」を使うしかなさそうです。

(有栖川匠)

Unicode 文字化け 特殊顔文字 豆腐化