
数あるスマホの機能のなかでも、特に利用頻度の高いカメラ機能。ちょっとした日常の写真なら、わざわざカメラを取り出さずにスマホで撮影を済ませてしまうという人は多いのでは? そんなお手軽なイメージのスマホカメラだが、最近ではデジカメ並みのハイスペックなものが珍しくない。
今年9月の発売以来大人気となっている「iPhone5s」も、そんな高性能カメラを搭載したスマホのひとつ。画素数は800万と4Sから変化していないものの、センサーのサイズを15%大きく改良。レンズから入る光量の違いを表す「絞り値」も進化したことで、より多くの光を取り込みクッキリとした写真の撮影が可能になった。また、今まで白色のみだったLEDフラッシュにはアンバー(こはく色)が加わり、被写体に最も合うフラッシュ強度と色温度を自動的に選んでくれるというから驚き。ほかにも、写真の形を正方形にできたり、フィルタをかけられる機能が追加されたりと、よりセンスの良い写真を撮ることができそうだ。
一方、Androidで注目なのは、10月に販売されたばかりの「Xperia Z1 SOL23」。広角撮影が可能なレンズや、約2070万という驚きの画素数を誇るイメージセンサーは、コンパクトデジタルカメラに使われているものと遜色ない性能だ。さらに、Facebookにリアルタイムで動画を公開できる「Social live (ソーシャルライブ)」や、シャッターを押す前後1秒ずつを61枚の高速連写で撮影する「タイムシフト連写」など、スマホならではの新機能も満載。
最新機種のスマホでなくても高画質の写真を撮りたいという人には、アタッチメントタイプのカメラもオススメだ。「レンズスタイルカメラ」は、スマホに取り付けるまったく新しいタイプのカメラ。レンズ型のボディをスマホに装着してWi-Fi接続すれば、スマホの画面をモニターにして撮影が可能。光学10倍ズームも搭載されているので、今までのスマホカメラでは撮影できなかった遠くの被写体も、難なくシャッターに収めることができる(Android 2.3-4.2、iOS 4.3-6.1.4に対応)。
これから年末に向けて、イベントは盛りだくさん。進化した高性能スマホカメラが手元にあれば、思い出の写真を残すのに重宝しそうだ。
(有栖川匠)