「盗作アプリ」のリスク&対策

左から大人気「パズドラ」の“本家”アプリと、“盗作”アプリのアイコン。デザインが微妙に違うので、よく注意したい。

出会い系サイトからのメールや、身に覚えのない広告メールなどのいわゆる“迷惑メール”。結構な数が来てイライラしたり、あらぬ疑いをかけられたりでお悩みの人もいるのでは? 実はこれらの身に覚えのない迷惑メールは、「盗作アプリ」が原因かもしれない。

盗作アプリとは、他アプリのアイデアを真似てほとんど同じようなアプリとしてリリースされているもの で、「パクリアプリ」とも呼ばれる。なかには、ユーザーからしたら本物と寸分違わぬものまであるといい、 たとえば人気のゲーム「パズドラ」によく似たアプリも登場しているという。

スマートフォンのセキュリティに詳しい、ネットエージェント代表取締役社長の杉浦隆幸さんに、盗作アプリのリスクと対策について教えてもらった。

「盗作アプリは、人気のアプリに乗じてユーザーを獲得し、個人情報の取得や広告の収入を不当に行っています。主に中国で急増中だとされ、 ダウンロードしてしまうと、入力した情報のみならず、電話帳やメールなどの個人情報を抜き取られる可能性があります。そのほか、スパムメールが届いたり、出会い系サイトから高額請求をされたという被害もあるようです」

アプリストアによっても危険度は異なるようで、AppStoreでは公開前にアプリの内容を詳しく審査している一方、GooglePlayのチェックは公開後。そのため、後者ではまだ安全が確認されていないものをダウンロードする可能性が高くなりやすい。危険なアプリを一度入れてしまうと後からできる対処法はなく、あきらめるしかないと杉浦さんは言う。では、Androidユーザーはどう対策したらいいのだろうか。

「弊社の『secroid(セキュロイド)』というサービスは、気になるアプリの名前を検索して、スマホから送信される情報を事前にチェックできます。アプリをダウンロードする前にこちらで検索し、安全性を確認するとよいでしょう。 また、審査済みのアプリを公開しているキャリア公式のマーケットなどからダウンロードすると、危険性は低くなります」

secroidは無料のウェブサイトで、アプリ版も提供されており、現在141万を超えるアプリの情報を公開している。また、「dマーケット」や「auスマートパス」、「Yahoo!マーケット」を利用するのも手っ取り早くてよさそうだ。

ワンタッチでできるため、気軽にしてしまいがちなアプリのダウンロード。個人情報の漏えいリスクを考えた上で行い、トラブルを未然に防ぎたいところだ。

(石井瑞穂/アバンギャルド)

■参考サイト
「secroid」
「ネットエージェント」

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