スマホからの感染、要注意は○○

スマホのような精密機器は水などによる洗浄ができないので、なかなか除菌しにくいもの。神経質になりすぎてもよくないが、手洗いやうがいでウイルスがスマホに付かないように気を付けたい

電車内、街なか、果てはトイレで用を足すときまで、ヒマさえあれば、スマートフォンをいじってしまう人も多いのではないだろうか。そんな、あらゆる場所に持ち込まれるスマホには、相当な数の菌が付着しているともいわれている。折しもインフルエンザやノロウイルスの感染が懸念されるこの季節。スマホを介して、そうした病気に感染することはあるのだろうか? 慶友銀座クリニックの住谷瑞穂先生にお話を伺った。

「感染の可能性はあります。まず、インフルエンザについては、感染者の唾液や鼻水などの飛沫とともに排出されたウイルスがスマホに付着します。これを数分以内に使用した場合、鼻腔や気管にウイルスが吸い込まれ感染するおそれがあります。ただし、感染には100万個以上のウイルスが必要といわれています。そのため、目に見て分かるほどの粘液がスマホについていて、それを手で触り鼻や口に入れない限り感染は考えられないでしょう」(住谷先生)

ちなみに、インフルエンザウイルスはアルコールで死滅するので、気になる人は消毒液をつけたティッシュなどでこまめに拭き取れば対策は十分だ。しかし、インフルエンザよりも感染の可能性が高いのがノロウイルスだという。

「ノロウイルスは、糞便1g当たり1億個以上、嘔吐物1gでは100万個以上が存在し、100個以下を吸引した場合でも健康被害を起こすといわれているほど感染力が強いのが特徴です。とくに冬は、トイレのドアノブや手すりなどにウイルスが付着していることが考えられます。ウイルスの大きさもインフルエンザの3分の1程度なので、手のシワの奥まで入り込みやすく、口を経由して感染してしまう確率が高い。さらに、アルコールでは死滅せず、水で洗い流すなど、物理的な勢いによる洗浄方法が有効といわれていますので、スマホに付着した場合は除去が難しいウイルスなのです」(住谷先生)

ステンレスなどに付着した場合は、室温で1週間程度生存するというノロウイルス。手洗いをしっかりして、ウイルスをスマホに付着させないことが、感染予防の最善策だろう。

ちなみに、これからの時期に心配される花粉は、ウイルスと比較してもかなり大きいため、スマホのように凹凸のない素材には付着しにくく、アレルギー症状を引き起こすまでには至らないとのこと。

というわけで、いまの時期に一番気を付けたいのが、ノロウイルスの感染。外出先でスマホをよく使うという人は、こまめな手洗いでウイルスの付着を阻止しよう。
(末吉陽子/やじろべえ)

【日常の健康問題、気になったら…】

■耳鼻咽喉科・アレルギー科「慶友銀座クリニック」
アレルギーや花粉症の診療を始め、「いびき治療」や「口臭外来」も。現代人ならではの健康の悩みに応えてくれる頼もしいクリニックだ。「二日酔い点滴」もあり、忙しいサラリーマンには心強い。

「診療内容」を知る>>>クリック!
「アクセス」を知る>>>クリック!

インフルエンザ 感染 花粉