現実にグラフィックを重ねる「ARアプリ」

「アメミル」は、周囲10kmの降雨情報を“雨雲と雨のアニメーション”に変換してカメラの映像に合成。ARで見ている画面はTwitterに投稿することもできる

目の前にある景色をスマホの画面越しに見ると、実際には存在しない画像や映像などが現れる…。スマホユーザーなら、そんな「AR(Augmented Reality)」と呼ばれる技術を一度は目にしたことがあるだろう。日本語では「拡張現実」というこの技術、最近では様々なアプリに活用されている。

たとえば、「Tiny AR lite」(Android・iOs/無料)は、Android上で初音ミクなどのボーカロイドキャラクターたちのダンスが楽しめるARアプリ。カメラに映った景色のなかでキャラクターを踊らせることができ、自室やオフィス、手のひらの上で、元気にダンスするボーカロイドたちのライブを楽しめる。

また、また、「アメミル」(iOS/無料)は、気象情報にAR技術を活用したちょっと珍しいお天気アプリ。強い雨雲の接近をプッシュ通知したうえで、どれほどの強さの雨が降るのかを、スマホのカメラを介しリアルな映像として表示してくれる。降雨情報を視覚的にとらえられるので、お出かけ時の服装選びなどの雨対策に役立ちそうだ。

このほか、企業が新しいサービスとしてARアプリをリリースする事例も増えてきている。三省堂書店とBookLiveが昨年12月にリリースしたARアプリ「ヨミCam」は、本や雑誌の表紙にスマホをかざすことでPOPや関連情報を閲覧することができる。また、アプリ上に表示されたバーコードを使えば、手に取った書籍の電子版の購入も可能。今年の3月から三省堂書店神保町本店で本格的に導入される予定だ。

遊び心満載のものから実用的なものまで数多く存在するARアプリ。今後もアイディア次第でますます幅広いジャンルで活用されていくことになりそうだ。
(有栖川匠)

ARアプリ 拡張現実