東京ゲームショウで発表! スマホゲーム最前線

ブース内でのイベントも数多く行われ、盛況のうちに幕を閉じた「東京ゲームショウ2014」

9月18~21日に開催された「東京ゲームショウ2014」(TGS2014)。今年は、32の国と地域から過去最多となる421企業・団体が出展し、総来場者数は歴代2位の25万1832人。大盛況のうちに幕を閉じた。

なかでも注目は、スマホ向けタイトルの出展が昨年の約2倍の500タイトル以上に増えたこと。いまやゲーム市場を席巻する存在となったスマホゲームだが、今年はどんな注目作品が出展されたのだろうか。スマホゲームの最前線をお届けしよう。

スマホを主戦場とするメーカーのなかで、ひと際大きなブースを構えていたのがグリー。アニメ『機動戦士ガンダム』シリーズを題材にしたシミュレーションRPG「ガンダムスピリッツ」(2014年秋配信予定)や、最大4人のフレンドと同時プレイできるリアルタイムストラテジー「天と大地と女神の魔法」(配信中、AndroidiOS)など試遊台だけで10タイトルを出展。また、自社開発タイトル「Cubic Tour」(配信中、AndroidiOS)は、無料・無課金で10日間内に150万ダウンロードを突破しており、同社は今後も自社開発タイトルを充実させたいとしている。

一方、DeNAは2008年以来久しぶりに出展したものの試遊台はなく、「パズル&ドラゴンズ」AndroidiOS)のガンホー・オンライン・エンタテインメントは本会場から離れたビジネスミーティングエリアに出展。そんななか、勢いがあったのはブシロードだ。劇場版アニメ『新劇場版ヱヴァンゲリヲン』を題材としたパズルRPG「ヱヴァンゲリヲン バトルミッション」(2014年秋配信)や、メディアミックスプロジェクト『ミルキィホームズ』のキャラクターを演じる4人の声優が主題歌を歌う「トイズドライブ」(2014年秋配信)などを大々的に出展していた。

時流を強く感じたのは、家庭用ゲーム機のメーカーによるスマホゲームがかなり増えていたことだ。KONAMIは、根強いファンを多数持つソフト会社・トライエースが開発を担当する「クロノスリング」(2014年秋配信)のほか、「巨神戦争」(今冬配信)、「キングダムドラゴニオン」(今冬配信)など3タイトルを出展。コーエーテクモゲームスは「真・三國無双ブラスト」(配信中、AndroidiOS)、「三國志レギオン」(今冬配信)など10タイトルを出展。スクウェア・エニックスは「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」(配信中、AndroidiOS)、「乖離性ミリオンアーサー」(2014年配信予定)など9タイトルを出展。各ゲームはメーカーのブース内で展示されており、スマホがゲーム開発のプラットフォームのひとつとして受け入れられていると感じた。

また小規模の開発スタッフによるインディーズゲームや、台湾をはじめとするアジアのデベロッパーによる出展が増えており、これらのメーカーの参入が出展数をかなり底上げ。小さなブースがまるで屋台村のようにずらりと軒を連ねた光景は壮観だった。

最後に、新たな技術として注目したいのはふたつあった。ひとつ目は、ソニーが発表したXperia Z3シリーズを使ったPlayStation 4のリモートプレイ。要はスマホでPS4のゲームをプレイできるというもので、PS4のコントローラー「DUALSHOCK 4」にXperiaを接続して遊ぶことができる。

ふたつ目は、VR(ヴァーチャルリアリティ)ヘッドマウントディスプレイ。ソニーが発表したPlayStation 4用の「Project Morpheus」のほか、Oculus VR社が開発した「Oculus Rift」、サムスンがOculus VRと共同開発した「Gear VR」が注目を集めていた。「Oculus Rift」に関しては、ビジネスデイ(18~19日)だけの特別企画として、アソビモが人気タイトル「AVABEL ONLINE」の体験会を実施しており、将来的にスマホゲームをVRヘッドマウントディスプレイで遊べるかも、という未来を感じることができた。

全体としてはPlayStation 4やXbox Oneといった次世代ゲーム機用ソフトの拡充もあり、コンシューマーゲームとスマホゲームがバランスよく充実した「東京ゲームショウ2014」。今後もスマホゲームの進化と、スマホとゲームの連動に目が離せない。

(島尻明典/verb)

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