有名インスタグラマーに聞く! 写真編集術

Instgram、Facebook、twitterのプロフィール画像に使用されている、シトウレイさん本人の写真。この画像は、シャープを入れて影を濃いめに入れるなどの加工を施したものとか

手軽に撮れるだけでなく、撮り方によってはデジカメ並みの仕上がりが期待できる昨今のスマホのカメラ。とはいえ、せっかく撮った写真も、スマホに保存したまま…なんてことはないだろうか? 思い出の1枚は、ぜひTwitterやFacebookなどのSNSで共有したいもの。さらにいうと、自分好みに編集・加工してお気に入りの1枚に仕上げられるとベストだ。そこで、写真共有アプリ「Instagram」を使いこなしている、有名インスタグラマーのシトウレイさんに、iPhoneにプリインストールされている写真編集機能や、「Instagram」(AndroidiOS)の写真編集機能を使って簡単にできる編集ポイントを聞いてみた。

●撮影時のポイントは?
イメージの通りに撮影したつもりが、被写体の収まりが悪かったり撮りたいものが写っていなかったり…なんてことはしばしば。 「スマホで撮影する際は後で加工することを前提に、撮りたい構図がフレームに収まりつつ若干の余白が残るよう、引き気味で撮影するのがポイントです」(シトウレイさん)。引いて撮るクセをつければ、成功写真が撮れる確率がアップするはずだ。

●現場の色調を再現するには?
写真を後で見返すと、自分が想像していた雰囲気と違う色合いになってしまうことも。これは露出(明るさの設定)が不適切なまま撮影してしまった場合に起こること。そこで役立つのが色調の自動調整だ。シトウレイさんいわく、「明るさとコントラストを自動調整するだけで、ぐんと見栄えが良くなるはず」とのこと。その後細かく、気になるところをカスタマイズしていこう。

●写真をやわらかい雰囲気に仕上げるには?
「写真の質感をやわらかい雰囲気に仕上げたい時は、“暖かみ”を上げる『チルトシフト(ぼかし)』を入れるか、『コントラスト』を下げてみるのをおススメします」とシトウレイさん。写真の青みが消えて、全体的にふんわりとした仕上がりになり、写真のオシャレ度がグンとアップするという。雑貨や料理の写真を加工する際に覚えておきたい技術だ。

●写真をキリっとした感じに仕上げるには?
「撮った写真が全体的に暗くてメリハリがない場合は、『コントラスト』を上げて『ハイライト』を少し強め、さらに『シャープ』を強めに入れてみるのはどうでしょうか」(シトウレイさん)。被写体の輪郭がくっきりと浮かび、メリハリの利いた一枚に仕上がるはずだとか。屋外での逆光写真や夜景などの写真を加工する際に使ってみよう。

●上手にトリミングするには?
「まず角度調整をして、見せたい対象物の『落ち着きの良い角度』を探しましょう。そうすれば、おのずと自分が見せたいポイントがわかるはずです」(シトウレイさん)。あとは、少しずつトリミングして、イメージに近づけていくだけ。

上記のポイントを意識して加工・編集するだけでも、撮った写真を数段フォトジェニックなものにできるはず。さらにシトウレイさんは「量をこなすことが大事」という。

「初めての方でも、わからないなりに加工・編集を試すうちに、自分好みの仕上がりや、収まりどころが見つかるはず。楽しみながらチャレンジしてみてください」(シトウレイさん)

専門的な知識や技術がなくても、誰もが簡単に写真編集を楽しめる昨今。まずは、スマホに眠っている写真を使って、気軽に写真編集を楽しんでみては?
(村部春奈/H14)

【今回お話を聞いたのは、この人!】

■シトウレイ
STYLEfromTOKYO photographer/blogger

石川県出身、早稲田大学卒業。日本を代表するストリート・スタイル・フォトグラファー・ブロガー。東京のストリートファッションを海外に発信するサイト「STYLEfromTOKYO(http://stylefromtokyo.blogspot.jp)」を軸に幅広いジャンルで活躍中。広大なネットワークと軽妙なフットワークを生かし、世界各地でスナップ写真を撮り続けている。Fashionista.comでMost Influential Street Style Bloggers に選出されるなど、国内外からも注目され、東京ストリート写真集『STYLEfromTOKYO』(discover21)が世界中で販売中。近著東京ガイド『日々是東京百景』(文化出版局)は中国語版が発売予定。11月にパリコレ最旬レポート講座をスペシャルゲストとともに開催予定。詳細はHPにて。http://stylefromtokyo.blogspot.jp/

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