公式以外のアプリストアのメリットは?

「Amazonアプリストア」アプリのメイン画面。日替わりで有料アプリが無料になるなど、独自のサービスも提供している
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スマートフォン向けのアプリを入手する場合、iPhoneなら「App Store」、Android端末では「Google Play」を利用するのが一般的な方法だ。ドコモの「dマーケット アプリ&レビュー」のようなアプリ紹介サイトも多数存在しているが、紹介されているアプリをダウンロードする際にはGoogle PlayかApp Storeを経由することが多い。

しかしAndroid端末には、Google Play以外にもアプリを直接入手できる場所がある(iPhoneの場合、App Store以外の場所からのアプリ入手はNG)。日本国内で利用可能なアプリストアでは、Amazonが運営する「Amazon Androidアプリストア(Amazonアプリストア)」が有名だ。Google Playとその他のアプリストアには、どのような違いがあるのか。Amazonアプリストアを例に紹介しよう。

Google Play以外のアプリストアを利用するいちばんのメリットは、Google Playでは配布されていないアプリが入手できることだ。たとえばAmazonアプリストアなら、Google Playでの配布が終了してしまった、YouTube動画のバックグラウンド再生を可能にするアプリ「PVSTAR+」が入手できる。Google Playで見つからないアプリを利用したいなら、他のアプリストアを探してみるといいだろう。

アップデートをしたために、かえってアプリに不具合が出た、または使い勝手が悪くなったという場合に、他のアプリストアが役立つこともある。Google Playで配布されているよりも古いバージョンのアプリが残されている場合があるのだ。たとえば人気のツイッター・クライアントアプリ「Twitterのプルーム」。AmazonアプリストアではGoogle Playよりも古いバージョンが公開されている(2015年3月3日現在)。必ず古いバージョンが残されているわけではないが、他のアプリでも同様に異なるバージョンを配布している場合があるようだ。新バージョンが安定するまで、他のアプリストア経由で古いアプリを利用するという手もあるだろう。

また、これは少しイレギュラーな利用法だが、Google Playでは機種制限によってインストールできないアプリが、他のアプリストアならインストールできる場合もある。その一例が、Amazonの公式アプリ。タブレット端末の場合、Google Playでは、タブレット向けの「Amazon タブレットアプリ」しかインストールできないが、Amazonアプリストアではなぜかスマートフォン向けの「Amazonアプリ」も選択可能。小型のタブレットだとタブレット向けのアプリが使いにくい場合があるため、おぼえておくと便利な裏技かもしれない。

というようにメリットも多い他のアプリストアだが、注意すべき点も多々ある。面倒なのは、標準設定では他のアプリストアのアプリがインストールできないこと。「設定」の「セキュリティ」で「提供元不明のアプリ」を許可しなければならないほか、Amazonアプリストアの場合は専用のストアアプリをインストールする際の手順が若干複雑だ。

そして、もっとも注意しなければならないのがセキュリティ面。Google Play以外のアプリストアでは、マルウェアのように悪意のあるアプリが配布されている可能性も高くなる。Amazonアプリストアは比較的安全といえるが、それ以外のアプリストアを利用する場合には、セキュリティ対策ソフトを利用するなど細心の注意が必要だ。特に海外のアプリストアは、基本的に利用NGと考えてほしい。いずれにしても、Google Play以外のアプリストアは自己責任の範囲内で利用すべき。注意を忘れず、上手に使い分けてほしい。
(アプドーラ小石井)

Google Play以外からアプリをインストールするには、「設定」の「セキュリティ」で「提供元不明のアプリ」をチェックする必要がある
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