スマホ・タブレットで簡単TV視聴

新年度のスタートに向けて家電を購入する人が多いこの時期。「あまり観ないから」とTV購入をためらう人もいるだろう。しかし、そんな人でも話題になっている番組やニュース番組くらいは時々チェックしたいもの…。もちろんワンセグ対応端末という選択肢もあるが、対応端末以外ではどうすればいいのか。そこで、本体を買わなくても、手持ちのスマホ・タブレットでテレビ番組を視聴する方法を「家電ライフティーチャー」として活躍する河野伸樹さんに教えてもらった。

●オプション機器を取り付けて本体で楽しむ

「昔に比べるとかなり小型化され、使いやすくなったモバイル端末用地デジチューナー。個人的にはピクセラ社製の商品はコスパが良いと感じています。もともとPCまわりのテレビチューナーを中心に展開する同社だけに、モバイル端末向け製品もバリエーション豊富で非常に便利です。

Android端末向けには、昨年の11月に発売された『PIX-DT360』があります。サイズはコンパクトで、重量はわずか15gという仕様は、持ち運ぶのも負担になりません。外部アンテナを接続できる端子もあるため、室内で安定した画質で視聴したい時には、地デジのケーブルを分配して『PIX-DT360』とつなぐのもおすすめです。Apple端末向けには『DT350-PL1』があります」

●モバイル端末を子機化して楽しむ

「自宅にテレビはあるものの、自分の部屋に置いていない。それでもひとりでテレビを見たい、という人もいるのでは? そんな人には、別の部屋に置いたテレビから転送させる形で、スマホ・タブレットを子機的に活用する方法をおすすめします。

ソニーのネットワークレコーダー&ストレージ『nasne(ナスネ)』とスマホ・タブレット等の機器をネットワークでつなぐと、テレビがある部屋とは別の場所にいても、放送中の番組や録画済み番組の視聴を自由に楽しめます。3月18日からはスマホ&タブレット版アプリ『torne(トルネ) mobile』(AndroidiOS対応)がリリースされ、より使いやすくなりました。インストール自体は無料ですが、テレビ視聴には500円のアプリ内課金が必要です」

この他にも、ソニーのブルーレイディスクレコーダーをインターネット接続し、アプリ「TV SideView」を通じて視聴する方法もある。一方で、気をつけるべき視聴法もあるとか。

●番外編:アプリやWebサービスを使うのは危険!

P2P(不特定多数のパソコンをつなぎ合ってデータのやりとりを行う仕組み)やストリーミング配信の技術を用いて、好きなテレビ番組を視聴できるWebサービスやアプリが存在します。2013~14年頃に隆盛を誇ったものの、その後は激しい淘汰が進みました。具体名は差し控えますが、現在でもいくつかのサイトやアプリが残っています。ウイルスやトラブルが潜んでいる危険があるのはもちろん、そもそも著作権法に抵触する可能性があるので、手を出さないほうが賢明でしょう」

様々な問題さえクリアできれば、テレビ本体がなくてもスマホ・タブレットで十分に代用できるはずだ。自身の環境や状況に応じて選んでみてはいかがだろうか。

(池田園子)

【今回、教えてくれたのは】

河野伸樹さん

便利で楽しいデジタル生活案内人「家電ライフティーチャー」。謎解き系やアキバ系、女子会等のイベント開催も得意な雑食系活動家。印刷会社→Web制作→映像編集を経て現在は新卒採用コンサルティング会社にディレクターとして勤務。15年以上に及ぶPC講師経験も活かし教育系企業やNPOとコラボしての企画立案や教材制作、講演等の実績多数。