ゲームアプリで地域活性化! 『ごちぽん』の裏側

全国各地のご当地グルメが当たるかも!?

スマホでゲームを楽しんでいるうちに、日本各地の名産品が自宅に届く…。そんなアプリがあるのをご存じだろうか? 2014年12月にリリースされたリアル連動型ゲームアプリ「ごちぽん-完全無料のすごろくゲーム-」Android版iOS版)。元々はブラウザゲームだったが、アプリ版で飛躍的に数字を伸ばし、現在のユーザー数は80万人を超える(2015年4月5日現在)。

このアプリの魅力は、完全無料で課金も一切必要なく遊べる手軽さと、プレゼントが当たるかもしれないお得感。ユーザーは全国を舞台としたすごろくゲームで遊びながら、各地の名産品などが書かれた「ご当地カード」と、ゲーム内で使えるハガキ、切手を入手する。それらを使って欲しい賞品(各地の名産品)にアプリ内から応募する。すると、当選者には自宅に実際の賞品が届くのだ。賞品を提供しているのは、全国各地の地元企業約600社。当選者は現在までに1万人を超えるそう。

株式会社ごちぽん・取締役の山内拓夫さんは、ゲーム開発の趣旨は地域活性化だと語る。

「旅行雑誌や情報サイトの多くは『その土地に行こう』と思った人にアプローチするもの。『ごちぽん』は、ユーザーの『行きたい』という気持ちを醸成することを目指しています。ゲーム内で土地の情報に触れたり、当選した名産品を口にしたりすることが現地に足を運ぶきっかけになればと思います」。

ゲームで当たる賞品を協賛した企業や自治体からの評判も上々のようで、実際に現地産業の活性化につながった例も出てきている。例えば、大阪市の老舗菓子メーカー・松岡製菓では、名物「満月ポン」を提供。その結果、全国から通販サイトへのアクセス・注文が増加したそう。

「これまで高齢者ばかりだった顧客のなかに、若い女性が増えてきている」(松岡製菓三代目社長•松岡清徳さん)

また、仙台市では、今年3月に開催された国連防災世界会議の日程に合わせ、アプリ内で福引き大会を実施。地元の企業や飲食店などの協力のもと「牛たん」や「仙台マーボー焼そば」など仙台が誇るグルメ“伊達美味”(だてうま)を賞品として提供した。

「仙台をより多くの人に知ってもらえる良いきっかけになった」(仙台市観光交流課•平田厚さん)

ほかにも、高知県観光特使を務めるご当地アイドル「はちきんガールズ」は、ゲーム内で高知のご当地グルメを紹介。「ごちぽん」に登場してからツイッターのフォロワーや、ブログ愛読者数が増え、より高知の魅力を発信しやすくなったという。

「地域の良さを伝えていくには地道な活動が必要。今後もコラボしていきたい」(所属事務所シエロ社長•門脇幸さん)

このように各地の企業や自治体から協力が得られているからこそ、賞品が充実し、各地の情報も詳しく掲載できる。みなさんも一度プレイしてみては?
(眞島亮人/H14)

■取材協力
ごちぽん http://gochipon.co.jp/service/
松岡製菓 http://www.mangetupon.co.jp/what/
仙台市観光交流課 http://www.sentabi.jp/
高知県観光特使「はちきんガールズ」 http://www.cielo-club.com/hachikin-girls/

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