iOS 9アップデート前にチェック! 不具合事件簿

iOSのアップデートは無料。端末上に通知が届くのですぐにわかる
※この画像はサイトのスクリーンショットです

昨年9月に配信されたiOS 8から1年。9月16日にiOS 9がリリースされました。様々な新機能やセキュリティ観点からもOSは最新版の利用が推奨されていますが、一方でOSアップデートにまつわるトラブルもネットではしばしば散見されます。実際、iOS 8が配信されたあとも様々なバグが起こったのですが、具体的にはどんなトラブルだったのでしょう?

【事件簿その1】電話帳、ユーザー辞書が消失

これはApple社製に限らず、新OSにアップデートした後に起こることが多い代表的なバグのひとつ。iOS 8のリリース後にはネット上で「アップデートしたら電話帳消えた 唖然」「iOS 8にしたらユーザー辞書消えたから許さんよ」といったバグに悩む声が続出しました。地道にコツコツ登録してきたアドレスやユーザー辞書が消えてしまい、眠れぬ夜を過ごした人もいるでしょう。

【事件簿その2】突然圏外になる

こちらは「幻のOS」といわれるiOS 8.0.1で起きたバグ。iOS 8.0.1は本来なら、iOS 8で起きたバグの修正が含まれていたOSなのですが…なんとアップデートした人たちからは「バグが増えた!」と非難ごうごうだったとか。具体的にはiPhoneが突然圏外になった、Touch IDで端末のロック解除ができなくなった、といった深刻な事例がありました。これを受けAppleは数時間後にiOS 8.0.1を公開停止に。数時間しかリリースされていなかったため、幻と揶揄されているのですね……。

【事件簿3】アプリとの互換性がボロボロに……

既存のアプリと新OSの互換性が悪くトラブルが起こることもしばしば。写真や動画などを保管するアプリ「Dropbox」はリリース直後に画像のアップロードに関するバグが。プラットフォーム上でデータを管理するアプリ「Evernote」でもデータの同期が完了されないなどの問題が発生しました(現在は両サービスとも対応済み)。これは仕事で使っている人には大きな痛手! そのうえ純正アプリである「Safari」がやたらとクラッシュしたり、ファイルのアップロードができなくなってしまったりという報告もありました。

新型のOSにはバグがつきものとはいえ、対策はあるはず。そこで、iOS 9に向けて、事前に準備できることはなにか、ITライターの鈴木朋子さんにチェックリストを作成してもらいました。

〈iOSアップデート前にすべきこと〉
□アップデートの前には必ずバックアップを!

「アップデートの前にバックアップを取ることが大切です。おすすめは、ほぼすべてのデータと設定情報をバックアップできるiTunesでのバックアップです。さらに “暗号化”してバックアップしておくと、アプリで利用していたアカウント情報も保存できるので、『ユーザーIDを忘れてログインできない』といったトラブルも避けることができます」(鈴木さん、以下同)

□意外と忘れる! メモリ容量も要確認

「前回のiOS 8は、アップデートに4.58GBもの空き容量が必要でした。iOS 9では1.3GBと必要な空き容量が少なくなるとはいえ、アップデートの際には、iPhoneの不要なアプリや画像を削除して容量を空けておくとスムーズに更新できますよ」

□仕事でiPhoneを多用する人は、アプリにも注意

「仕事で利用しているアプリやサービス、充電器などのアクセサリの対応をメーカーのウェブサイトなどで確認してからアップデートすると安心です」

□配信日にすぐに更新しない

「アップデート情報が来たからとすぐに更新しないのもひとつの方法。アップデートを済ませた人に様子を聞いたり、ネットのクチコミを調べたりして、不具合やバグが生じていないかといった状況を確認しましょう」

鈴木さんいわく、

iOSのみトラブルが多いとは思いません。OSのアップデートにバグが起こるのは、残念ながらどのメーカーでもあることです。次のアップデートで解消するケースが多いので、こまめにバックアップを取ることで対応しましょう」とのこと。まずはしっかりバックアップをしておきましょう!

(おきざきみあ/HEW)

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