- ”手動調教”でどこまで馬の勝負強さは変化する?
競走馬育成ゲーム『ダービースタリオン マスターズ(以下、ダビマス)』。ジャパンカップを週末に控え、気分の高まりを感じている人も多いはず。しかし、翻って自分のスマホを眺めると、そろそろGII程度は勝てる馬が出てきてもいいはずなのに、いまだGIII止まり…。もしかして、間違った調教を行ってしまっているのだろうか。開発元・ドリコムの西村拓也さんに、調教の悩みをぶつけてみた!
――最近所有馬が増えて、「おまかせ調教」に頼りがちになっています。自動で調教をつけてくれるので助かっていますが、勝てなくなっているような気がします。「よくできた配合」「面白い配合」の馬でも1勝もできないまま引退勧告されたり…。正直、「おまかせ調教」はどの程度信用できますか?
「現在利用できる調教師は、全員“定番調教師”です。文字通り“定番”の調教師なので勝率が飛びぬけて高いというわけではありません。ただし、その厩舎に合った馬なら勝つことは十分できますよ。とはいえ、より狙いを絞ったレースに出て勝利したいなら、『手動調教』の方がよいでしょう」(西村さん、以下同)
「おまかせ調教」にしておいて、“どんなレースに出るんだろう?”と気になって出走表を見てみると、まったく距離適性に合わないレースに登録しているときもある。慌てて出走取消しにするのだが、やはり限界はあるということ…。
- 調教師の言葉は、攻略への糸口であるのは間違いないが、「しっかり絞って調整してきましょう」と言った後、すぐに「なんだか馬体が寂しいですね」と言われることも…
――9月以降、1歳馬を入厩させるときに、現在選択できる「定番調教師」のほかに「達人調教師」という欄がありますよね。「達人」のところに入厩させられるようになれば、やっぱり馬の勝率も上がるのですか?
「あ、“達人”に気づいちゃいましたか?(笑) そうですね、いつ導入されるかは秘密ですが、“達人調教師”に預ければ、もっと顕著に調教の結果がレースに表れるかもしれません! 今のところは、『手動調教』で地道に調教をつけていけば、“達人調教”のレベルに近づけられますよ」
――なるほど。大変だけど、やはり手動で頑張らなきゃいけないですね。ちなみに、西村さんは自分の馬にどんな調教をつけていますか?
「馬の能力に合わせて、スピードタイプは芝を中心に、スタミナタイプはダートを中心に調教していきます。体質の弱い馬は、芝の代わりにポリトラックに変えてみることもありますね。あとは、『併せ調教』は多用しますよ。レースの競り合いで強くなる“勝負根性”がつくんです」
――1頭あたり週に2回調教できますが、マックスでやっていますか?
「それは馬体重によりますね。馬体重がベストから程遠いときは、1回目で『併せ調教』(-6㎏)、2回目で『強め』(-2㎏)調教したりはします。ベスト体重に近いときは1回だけにしたり、出すレースによっては調教を行わなかったりしますね」
なお、栗東(関西)厩舎から東京や北海道など、離れた競馬場のレースに出走すると、長距離輸送で体重が減ってしまう! 出すレースによってはベスト体重きっかりに仕上げないほうが◎。
――ちなみに、「この馬は“差し”でカッコよく勝つような、追込みタイプの馬に育てたい!」と思った場合、それは調教で可能なのでしょうか?
「不可能ではありませんが、馬本来の素質と、レースで一緒に戦う馬との兼ね合い方が重要になってきますね。『底力』の因子がゼロだったら難しいかもしれないです。『勝負根性』に自信があるときは、追込み型の馬をマーク(騎乗指示)して能力を発揮させるのもよいかもしれません」
“手動調教で達人調教に近づけられる”と聞いて、なんだか希望が生まれてきた! とはいえ、全頭手動はちょっとしんどいので、目をかけている馬だけ、手動にして重賞制覇を目指してみようっと!
(えんどうまい)
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