若手社員に調査!実は“無意味”な会社選びの基準、1位は…

こんなはずじゃなかった。と思う社会人は多いはず 写真:saki /PIXTA(ピクスタ)
“売り手市場”といわれる今年の就職活動。自分に合った会社を見つけるために、自分なりの“会社選び”の基準を持って臨んだ学生も多いだろう。ところが働き始めた先輩たちのなかには、就活で重視していた基準が実は重要ではなかったと感じる人も少なくないようだ。 そこで20代の男性社会人200人に、「就職活動の時は会社選びのポイントとして重視したけど、今思うと“あまり意味がなかったこと”」を教えてもらった。

■就活では重視したけど、実は意味がなかった「会社選びの基準」TOP10
(1~3位を回答。1位は3pt、2位は2pt、3位は1ptとして集計。協力/アイ・リサーチ)

1位 事業内容 190pt
2位 平均年収 161pt
3位 初任給 149pt
4位 会社のネームバリュー 101pt
5位 社風 99pt
6位 福利厚生 56pt
7位 企業理念 53pt
8位 説明会の雰囲気や人事の印象 51pt
9位 自分のやりたいことができそうか 48pt
10位 OB訪問などで会った社員の印象 47pt

2位、3位と“収入”にかかわる項目がランクイン。そして、「事業内容」が1位に。就活生なら一番はじめにチェックしそうな項目だが、なぜ意味がないと思うのだろうか。それぞれの理由についても教えてもらった。

【1位 事業内容】
「実際に働いてみると価値観が変わる」(26歳)
「事業内容と実際の業務ではギャップがあった」(27歳)
「結局、入社したらやりたくない仕事もやらされるから」(26歳)
「結局、どの仕事もしんどい。一方でできる人は何をしても出来ると思うから」(27歳)
「勤め先の事業内容が何だろうと、結局自分に出来る仕事は大して変わらないから」(28歳)

【2位 平均年収】
「入ってみないと実状はわからない」(25歳)
「実際には部署により全然違う」(25歳)
「あくまで平均だったから」(28歳)
「みんな実際似たり寄ったりなので」(29歳)

【3位 初任給】
「初任給ではなく、生涯年収のほうが大事だから」(27歳)
「結局税金だなんだで手取りは少なかったから」(28歳)
「結局税金とか会社の都合とか勤務日数とかでいかようにも減らされるので」(27歳)
「それよりもやりがいと適性のほうが重要だから」(22歳)

【4位 会社のネームバリュー 】
「ネームバリューがあっても特にメリットはないと思ったから」(28歳)
「結局は、社内環境が一番大事だということに気づいたから」(24歳)
「結局は一人ひとりの仕事に対する態度が大事」(26歳)
「まったく意味がない。自分に合うかどうかのほうがよっぽど重要だと思う」(22歳)
「名前より現場の雰囲気」(25歳)

【5位 社風】
「外から見ても実態はわからないから」(25歳)
「文字だけではわからない部分が多すぎた」(25歳)
「業務内容や転勤の有無など実際に働かないと分からないが、一番わかり難いのは言葉も曖昧な社風だと思う」(26歳)
「状況に応じて変わるから」(27歳)
「会社と自分の性格の一致が大切なので」(26歳)

【6位 福利厚生】
「休みが多くても取りづらい雰囲気だから」(24歳)

【7位 企業理念】
「結局、その会社で続くか続かないかは業務内容と人間関係でほぼ決まるので、企業理念はほとんど関係ないと思う」(26歳)

【8位 説明会の雰囲気や人事の印象】
「後から思うと、人事の人当たりの良さに騙された感じがするから」(27歳)

【9位 自分のやりたいことができそうか】
「やるべきことをやるのであってやりたいことをする場所ではないから」(26歳)

【10位 OB訪問などで会った社員の印象】
「あくまで多くの社員の1人に過ぎないから」(27歳)

こうしてみると“結局”というコメントが目立つ。就職活動でいくら念入りに調べたところで、結局は、その会社に入って働いてみなければ分からないということだろう。

一方、アンケートで下位の項目は入社後も理想と現実とのギャップが比較的少ないともいえる。就活を控えるみなさんは、参考にしてみてはいかがだろか?

(嶋野清明)

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