あなたの一言も実はNG!? 若手社員が感じる“パワハラ”TOP5

過度な叱責はNGです 写真:muku/ PIXTA(ピクスタ)
近年、多くの企業が対策を進めているパワーハラスメント=「パワハラ」。議員による秘書へのパワハラが話題となったのは記憶に新しい。しかし、多くのハラスメントと同様、線引きが難しいのが悩みどころ。もしかしたら、何気ないあなたの一言も、相手によっては“パワハラ”と受け取られていることもあるかも…!? そこで、若手ビジネスマン世代と上司世代の両方に、「何を言ったらパワハラだと思うか」についてアンケート調査した。まずは若手ビジネスマンの結果を見てみよう。

■若手ビジネスマンがパワハラだと思うことTOP5
(20~30代会社員男性200人に調査。複数回答。協力:アイリサーチ)

1位 「このバカ!」などと人前で仕事のミスを叱責される 46.5%
2位 飲みに無理やり付き合わされる 44.5%
3位 「君はいいよ」などと、仕事を全く与えてもらえない 34.5%
4位 意に沿わない異動を命じられる 33.0%
4位 「あの時のお前は…」などと、ずっと同じ話題で叱責される 33.0%

1位には「人前でのミスの叱責」がランクインした。また、4位にも「同じ話題で叱責」が入っており、部下に指摘する際には細心の注意を払わないといけない、ということだろう。それぞれの項目を選んだ理由も聞いてみた。

【1位 「このバカ!」などと人前で仕事のミスを叱責される】
「モラハラだな。上司という立場を利用した。会社から出れば他人なのに」(28歳)
「頭が真っ白になった」(35歳)
「お前の方がバカだろと思うような奴に言われた」(37歳)

【2位 飲みに無理やり付き合わされる】
「一杯だけ付き合え、と無理矢理連れて行かれた挙句、1~2時間滞在させられた。お金はほぼ割り勘だった。無理矢理連れて行くならせめておごれ」(26歳)
「帰って寝たいのに無理やり連れて行かれた。残業代入るならよかったのに」(28歳)
「説教をされるので楽しくないから嫌だ」(37歳)

【3位 「君はいいよ」などと、仕事を全く与えてもらえない】
「一度のミスで全く仕事をさせてもらえなかった」(37歳)
「バカにされている」(37歳)
「もう慣れた」(32歳)
「それで早めに帰ったら次の日はなんで帰ったんだ? って怒られる」(28歳)

【4位 意に沿わない異動を命じられる】
「家を買ったばかりで転勤を命じられ、『総合職には付き物だから』といわれ渋々従った」(39歳)
「異動の内示も人事からではなく直接言われたり転居が伴うのにもかかわらず3日前であったりとルーズ過ぎる」(33歳)

【4位 「あの時のお前は…」などと、ずっと同じ話題で叱責される】
「もはや反省の気持ちもなにも感じず、ただ話が終わるまで、はい、はい、と云い続けた」(26歳)
「過去のミスから改善したものであっても事あるごとに同じことを蒸し返す」(33歳)

やはり理不尽な発言や行動をパワハラと感じる人が多いようだ。2位の「飲み会での説教」を含め、正当な理由がなければ叱ってはいけないということだろう。では、上司世代は何をパワハラだと思っているのだろうか。

■上司世代が「部下にこれをしたらパワハラだ」と思うことTOP5
(部下を持つ、40~50代会社員男性200人に調査。複数回答。協力:アイリサーチ)

1位 一人だけ隔離された部屋に席を移す 67.0%
2位 飲みに無理やり付き合わせる 64.0%
2位 休日に呼び出して、飲みや遊びに付き合わせる 64.0%
4位 「このバカ!」などと仕事のミスを叱責する 63.0%
5位 軽く頭や身体をはたく 55.0%

全ての項目のパーセンテージが高く、上司世代の方が「パワハラ」に敏感なのがうかがえる。また、2位の「飲みに無理やり付き合わせる」や4位の「仕事のミスの叱責」は若手世代でも上位にランクインした項目で、上司、若手社員ともある程度、パワハラの認識を共有できていると言える。しかし、これ以外の発言や行動もパワハラになりうる。コミュニケーションには細心の注意を払いたい。

(嶋野清明)

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