最近の若者の「文字起こし」術が話題 iPhone+iPadで見事な仕上がり

ICレコーダーが「もう古い」時代になりつつある?

社会学者で、立命館大学大学院先端総合学術研究科教授の岸政彦氏が10月6日に自身のTwitterアカウント(@sociologbook)で、最近の大学生は録音データの文字起こしをiPadとiPhoneだけでおこなうという若者のテクニックを紹介し、ネット上で話題になった。

岸氏によると、龍谷大学のゼミ生と話していたときのこと、卒論のためにおこなった調査の文字起こしがとても丁寧だったため、どうやってやったのか聞いたところ、「インタビューの音声をiPhoneで再生してイヤホンで聞きながら、iPadのメモを音声入力にして、マイクに向かって自分で同じセリフを喋り続けた」との回答だったという。

ひとつの動作で「再生・停止・すこし戻ったところからまた再生」が繰り返しできる文字起こし用補助ソフト「INTERVIEW WRITER 1.1」を手掛けた岸氏は、

“最近みんなこれ。InterviewWiterももはや時代遅れか(笑)。漢字変換の精度もかなりいいんだって。タイピングが遅い学生たちに無理やりキーボードで文字起こしさせるよりも、こっちのやり方をすすめていったほうが、これから院生指導するときでも、ええかもしれんね。”

と感心。わざわざタイピングする必要がないこの方法には、Twitter上でも

“これは便利。早口でもかなり行ける。助かります。”
“すごい! 参考にしますの”

という声や、

“語り口、息遣いを自分の身体に取り込んで、自分の声で語り直すのだから、ずいぶんと理解が深まるだろう。”

と、自分自身にとってもメリットがあるという指摘も。その他、

“私はWindowsユーザーですか「おこしやすで再生&GoogleDriveのドキュメントで音声入力」というのでやっています。一度ザーッと誤変換気にせず喋って、二度目で聴きながら修正しています。二回聞かなきゃですが以前のタイピングだけよりは少し楽です。”(原文ママ)
“googleドキュメントで音声入力ができるので似たようなことをしたことがあるけど、かなり楽。言い間違ったとこなどをちょっと修正すれば、すぐに完成する。一人の声だけでやったほうが精度が高いので、読み上げは必要。”

など、Googleの音声入力を活用しているという報告も。

録音データを聞きながら、すべて自力でタイピングするのは効率が悪いという人は確かに増えつつあるようだ。大学生の世代などは、タブレットやスマートフォンの普及でPC離れが進んでいると言われており、PCではなく、使い慣れたデバイスを活用した方法が主流になっていくのかもしれない。
(花賀 太)

■関連リンク
岸政彦 (@sociologbook) | Twitter
https://twitter.com/sociologbook

INTERVIEW WRITER 1.1
http://sociologbook.net/?page_id=651

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