「海の日」が変わる? ネガティブな意見が多いワケ

コロコロ変わるようでは、「海の日」がいつなのか混乱してしまいそうだが…  ※この画像はサイトのスクリーンショットです(日本海事広報協会公式サイトより)


GWが終わり、次の祝日は「海の日」。“海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う”という趣旨のもと、1996年から施行されている祝日だ。当初は7月20日だったが、2003年からハッピーマンデー制度が適用され、現在は7月第3月曜日が「海の日」とされている。しかしこれをオリンピック後は“元に戻す”という案がすすめられているといい、話題となっている。

ハッピーマンデー制度は、「休暇の取得増進と有給休暇取得率の向上、国内宿泊旅行の需要拡大を図る」もの。つまり、3連休を増やすからみんな体を休めたり旅行に行ったりしようねというわけで、海の日についても、日にち固定ではなく月曜日固定にすることで出かけやすくなるという狙いがあった。ちなみに「海の日」は、1876年に東北・北海道を巡幸した明治天皇が船で横浜港へ戻った日を記念して1941年に制定された「海の記念日」が由来とのこと。

ところが2020年の東京オリンピックを前に、超党派の議員連盟により、開会式のある2020年7月24日に「体育の日」(本来は10月第2月曜日)を移動させて祝日にするほか、前日の同23日を「海の日」として祝日にする案が浮上。閉会式は8月9日(日)で、翌日の8月10日は「山の日」(本来は8月11日)にし、祝日にする考えだという。

さらに2021年以降は「海の日」を制定当時の「7月20日」に戻す法改正を目指しているとのことで、これに反対する観光業界が5月10日に会見し、経済にはマイナスだと訴えたことが報じられ、ネット上には、祝日がコロコロ変えられることに困惑する声が続出している。

Twitterでは、

“別にオリンピック祝日じゃなくて良いです”
“無茶苦茶。祝日は政治の都合で動かすものになってしまった。”
“金、金、金
意味があってその「日」に制定された祝日を色々動かすのがそもそもおかしいと思ってる。”
“ま~~~たオリンピックがらみか ”
“とにかくオリンピックにかこつけて祝日をいじるのはやめてほしいよ(海の日の7/20固定化運動はそれに便乗しているようだが)。”

と、祝日の移動には消極的な意見が多く、うんざりする声が噴出。さらに、

“オリンピックのためにあれこれ祝日移動させないで一年限りで休日増やせば?”
“オリンピックを理由に固定する道理は通じない。オリンピック以降も3連休を設けるべき。”

など、なんでもかんでも「オリンピック」を理由にしていることに違和感を抱くユーザーも少なくない。また、なかには

“システム屋としては五輪のときだけ変則的に…と言うのに引っかかってしまう。個人的にはあまり嬉しくない…”

というボヤキもあがっている。「海の日」はどこに落ち着くのか…。
(花賀 太)

■関連リンク
公益財団法人 日本海事広報協会 海の日
http://www.kaijipr.or.jp/marine_day/

旅行業協会が「海の日」7月20日固定案に反発 3連休継続訴え – SankeiBiz
https://www.sankeibiz.jp/business/news/180511/bsd1805110500005-n1.htm

20年東京五輪前日、祝日へ=「海の日」移動、議連が容認
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018040600512&g=pol

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