「クッパ姫」公式化運動vs.反対運動 二次創作の認識違いが原因?

ここまでクッパ姫ブームが広がったことに驚きの声も多い ※この画像はサイトのスクリーンショットです(「Change.org」より)
ここまでクッパ姫ブームが広がったことに驚きの声も多い ※この画像はサイトのスクリーンショットです(「Change.org」より)
ネット上で騒動が起こっている「クッパ姫」のイラスト。任天堂の「スーパーマリオ」シリーズに登場する悪役クッパを女性に擬人化させたキャラクターだが、今、公式キャラクターにする署名活動と、それに反対する活動という新たな展開を見せている。

そもそも「クッパ姫」は、海外のあるユーザーがTwitterに投稿した、クッパがピーチ姫化する漫画をきっかけに、日本のユーザーの間で爆発的に広がりを見せた。その人気ぶりは、Twitterトレンド1位の獲得はもちろん、「ワンワン姫」「キングテレサ姫」「クリボー姫」「ノコノコ姫」「ヘイホー姫」など、派生キャラが後を絶たないほどだ。

そんな話題沸騰中のクッパ姫だが、著作権や二次創作の認識を問う動きも見逃せない。あるオリジナルグッズの制作会社は、任天堂の二次創作物の印刷を断っている現状を明かしたうえで、「二次創作への認識」が甘い人が多いと注意喚起した。

一方、署名サイト「Change.org」では、任天堂に「クッパ姫」を公式キャラクターとして容認してほしいという署名運動が起こっている。主に海外ユーザー発のもので、任天堂に公式キャラクター化の要請、人気ゲーム「大乱闘スマッシュブラザーズ」への参戦を受け入れてほしいなど乱立している状況だ。前者の署名活動「Bowsette(クッパ姫)is Real」は、賛同者が約1万人に達している。

しかし、日本人ユーザーは「クッパ姫公式化運動反対」と称して公式化署名活動に真っ向から対立。仮にクッパ姫が公式化されると二次創作が全面的にできなくなる可能性が大きいこと、任天堂が正式に否定した場合でも多大な迷惑がかかるといった趣旨で呼びかけた。

SNSではこの対立する構図が注目を集めている。中でも、日本と海外における著作権の認識や文化の違いなのではないかという見方が目立った。公式化を望む運動は、しっかりと二次創作のライセンスを取るもので、日本のような”グレー”な状態のままでの創作とは違うという指摘のほか、日本からしたら安易な公式化に違和感を覚えるが、海外では訴えられる前に公式の許可を取る文化があるといった意見もあった。

ことさら著作権に厳しいといわれる任天堂。沈黙を貫いているが、ファンの声にどう対処するのか今後の動向が注目される。

(山中一生)

■関連リンク
Bowsette is Real
https://www.change.org/p/nintendo-make-browsette-canonKeep Bowsette Unreal ~クッパ姫公式化運動反対
https://www.change.org/p/https-www-change-org-u-29100109-keep-bowsette-unreal

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