タッチはもう古い? スマホ操作の未来形

「Grip UI」の実現により、スマホを握るだけで操作ができるように!

スマートフォンやタブレットの特徴といえば、やはり画面のタッチ操作。「やっとフリック入力に慣れてきた」なんて方も多いことでしょう。そんなスマホの操作方法が、じつはさらなる進化をしようとしているのをご存じでしょうか?

そんなスマホ操作の未来形のひとつが、人の眼の動きで画面を操作できるタブレット「i beam」。2012年10月に開催されたアジア最大級のIT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2012」で初出展された、NTTドコモが考える未来のユーザーインターフェースです。端末の下部に取り付けられたふたつの赤外線投光器で眼の動きを探知し、視線の先を計算することで、眼での操作が可能になったのだとか。

「『i beam』は、電車のつり革につかまっているときや、荷物などで片手がふさがった状態でも、最先端の視線探知技術を使って、ブラウザのスクロールや拡大縮小、ブックリーダーのページ送り、ギャラリーやゲームの操作を可能にします」(NTTドコモ)

外出時だけでなく、調理中に両手がふさがっている状態でネットのレシピを確認したいときや、骨折などで片手が使えないときなど、様々なシーンで強い味方になってくれそうです。

そして、もうひとつの未来形が「Grip UI」。これはスマホを握るだけで操作ができるという技術。スマホの両長辺に感圧センサーが埋め込まれており、手で圧を加える場所を変えることで様々な操作を可能にしているのだとか。

「現在はタップしたり、指でスライドしたりして行っている操作を、握った圧力でもできるようにしています。指の操作で行っていた操作が、端末を握るだけで行えるようになれば、手袋装着時などタッチパネルが反応してくれないときでも使え、スマートフォンの利便性が向上するはずです」(同)

視線と手の圧力での操作…というだけでも十分近未来感があって、ワクワクしちゃいますが、NTTドコモの研究所では現在、こんな研究も進んでいるそう。

「指で触らなくても、眼で操作したり、話しかけて操作できたりする携帯電話が近い将来登場するかもしれません。弊社は、“アラジンの魔法のランプ”のような携帯電話を目指しています。今後、たとえば、携帯電話が世間話の相手になってくれたり、悩み相談に乗ってくれたりと、将来的には、人の感情的な部分にも働きかけてサポートしてくれる日がくるかもしれません。携帯電話が友だちや家族のような役割を果たしてくれるサービスが登場する可能性もありますよ」(同)

ここ10年ほどの急進化を考えると、携帯端末がAI能力を身につける日もそう遠くないような気が。さらなる進化を期待しています!

(遠藤麻衣/verb)

「i beam」は、赤外線投光器で眼の動きを探知する技術。視線を割り出すことで、眼による操作が可能に!
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