世界で人気の「国産アプリ」は?

『FxCamera』ではトイカメラ風のエフェクトなど、撮影した写真に多彩なフィルターを設定できる

1月末にユーザー数が1億人を突破するなど、人気がとどまることを知らない無料電話・メールアプリ『LINE』。ユーザー比率は日本が4割、その他の国が6割と世界中で人気を博しており国産アプリNo.1のヒットといっても間違いなさそう。では、LINE以外に世界でヒットした国産アプリはあるのでしょうか?

「2000万DLを達成したカメラアプリの『FxCamera』や、1200万DL超えの老舗カレンダーアプリ『ジョルテ』、Twitterクライアントの『twicca』も約500万DLと、世界中で人気を集めています。こうしたアプリはAndroidが登場した当初から提供されているものが多いですが、きちんと海外の市場をマーケティングして需要をつかんでいるのが特徴。FxCameraの場合、かなり前からメーカーにもないようなフィルターを実現していましたし、ジョルテもAndroid標準のカレンダーが使いづらいといわれていたなか、快適な操作が可能なUI(ユーザーインタフェース)をいち早く提供していました」

とはAndroidアプリ紹介サイト「andronavi」の瀬川友輔さん。

「これらの大ヒットアプリに共通するのは、こまめなアップデート。ユーザーの要望に開発者がきちんと応えています。例えば、twiccaはバージョンアップが頻繁で、ツイッターの仕様変更にいち早く対応することも人気の理由です」

Androidはユーザー数が多いので、ほかにも数百万のDL数を記録しているアプリがいくつかあるそう。では、iPhoneはどうなのでしょうか?

「メッセンジャーアプリの『LOUNGE』が東南アジアを中心に30万DLを記録するなど、地域ごとに人気を集めている国産アプリはいくつかあります。ただ、国内デベロッパーはゲーム以外だと、世界で戦えているところがほとんどないですね」

と教えてくれたのは、iPhoneアプリ紹介サイト「AppBank」の村井智建さん。その理由は何なのでしょう?

「今ではアプリの数が増えすぎて、その99%が1人の目にすら留まらない状況。ただ、その中でも一定規模のマーケットがあって、プロモーションに予算が付くスマートフォンのゲーム市場は、競争は激しいもののヒット作が生まれやすいんです。その一方で、カジュアルゲームはプロモーションがなくともヒットするケースが。『GlassPong』はiPhoneを振ってピンポン玉をグラスに入れるというシンプルなものですが、400万DLと世界中で人気。こういうコンセプトが分かりやすくて、口コミで広がるような、ユニークな特徴があるものは強いですね」

では、今後世界中で流行りそうなゲームはありますか?

「やはり『パズル&ドラゴンズ』。すでに600万DLを達成していますが、2012年11月には英語版も登場しており、おそらく世界的にヒットすることになると思います。コンボによる爽快感などゲームとして優れていますが、モンスター合成などのやり込み要素があって、口コミで広がりやすい仕組みが特徴。また、複雑な操作をユーザーに面倒くさがらずに楽しめるぐらい、UIがきっちりと作りこまれているのがスゴい!」

AndroidとiPhoneでは、ヒットしているアプリが大きく違う模様。大ヒットアプリを作るのはかなり大変そうですが、1ユーザーとしてこれからも期待しています!

(丸田鉄平/HEW)

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