注目の「スマホ小説作家」5選

エブリスタのランキングに入り「話題の作品」になれば、出版社から声がかかって書籍化デビューできる可能性も

一世を風靡(ふうび)したケータイ小説。そんなケータイ小説の発表の場も、世間の流れ同様、スマホに移行しつつあり、いわば「スマホ小説」として再び注目を集めている。実際に近年、作品投稿サイト出身の作家が増えているというのだ。そこで、大手スマホ小説・コミック投稿サイト「E★エブリスタ」(以下、エブリスタ)を運営するエブリスタ 編集部の川崎龍一郎さんに、作品が書籍化された、今注目のスマホ小説作家を5人挙げてもらった。

○壮絶なアクション作品を世に送り出す“サラリーマン作家”
黒井嵐輔
サバンナゲーム~始動~』(2011年に書籍化)に続き、『サバンナゲーム 動乱』『ブラックアウト』など、男性向けアクション作品を生み出し続ける黒井さんは一般企業の会社員。執筆時間は主に帰宅後の深夜だとか。「ゲーム目的でモバゲーを訪れたところ、モバゲー小説コーナー(編集注:エブリスタの前身)で、とある作品に興味を抱いたのを機に書き手に転身。疾走感のあるストーリーで人気を獲得していきました」(川崎さん談)。エブリスタのランキング上位の常連となり、出版社から書籍化のオファーが寄せられ、今や人気作家として活躍中だ。

○『奴隷区』で一気に注目株となった“小説クリエイター”
岡田伸一
僕と23人の奴隷』(2012年に書籍化、のち漫画化)で、ホラーサスペンス分野において存在感を示した岡田伸一さんは、いまや専業小説家。学生時代はデザイン系の学校に通いながら小説家になることを夢見て、卒業後も働きながら小説執筆を続けていたという。「2年で芽が出なければ漫画家に転身しようと思っていたそうです。そんな折に出版社から声がかかり、投稿していた『僕と23人の奴隷』で作家デビューしました」(川崎さん)。

○悩ましい大人の心の内を描き出す“恋愛小説家”
もぁらす
2013年に2作続けて書籍化された『liar』『媚薬』(来栖みあ名義)など、大人女子向け恋愛小説が人気のもぁらすさんは、昼間はアパレルデザイナーとして働いている。「6年前まで“イチ読者”だった経験を活かし、書き手へ転身後も読者目線を忘れずに様々な研究を積み重ね、ヒット作品を生み出しています」(川崎さん)。読者が真に喜ぶ作品を書き続けることで、ランキング上位の常連となり、出版社からオファーが届いたという。

○ファンとのコミュニケーションで作品を生み出す “新鋭作家”
望月麻衣
現在『花も嵐も!―学園戦争―』が書籍刊行準備中の望月さんは主婦。「昔からのファンや新規のファンを含めて活発なコミュニケーションを行い、作品へ反映することでも有名な作家です」(川崎さん)。「電子書籍大賞2013」で書籍化・ゲーム化賞を同時受賞し鮮烈なデビューを果たした。

○魅力的なキャラクター描写が得意 な“ミステリー作家”
太田紫織
櫻子さんの足下には死体が埋まっている』(2013年に書籍化)をはじめとしたキャラクターミステリーがお得意な太田さんも主婦。「電子書籍大賞2012」で優秀賞を受賞し、書籍化デビューを果たした。「北海道在住の作家で、作品の舞台も旭川市のため、北海道の書店員を中心に人気が広がっています」(川崎さん)。

「彼らが書籍化デビューするきっかけにもなった『電子書籍大賞』を、今年は『スマホ小説大賞』に大きくリニューアルして開催します(2014年4月募集開始予定)。皆様のご応募をエブリスタ一同お待ちしております」と川崎さん。

今まで筆を執るのを躊躇していたアナタ。今が作家デビューのチャンスかも!?

(池田園子)

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