タブレットのセキュリティ対策、何をすべき?

シマンテックのスマホ向けセキュリティアプリ「ノートン モバイルセキュリティ」。不正アプリやフィッシングサイトに対応するほか、紛失した端末の位置確認やデータ消去などができる

自宅や職場などでネットをもっと活用したい!と、タブレットを購入した人も多いはず。そこで気になるのがセキュリティ対策。設定は? ウイルス対策は? などきちんと把握している人は意外と少ないだろう。そこで、セキュリティ対策アプリを開発しているシマンテック社のシニアマネージャ・浜田譲治氏に、タブレットのセキュリティリスクについて話を聞いてみた。

「誤解している人も多いと思いますが、タブレットでは個々のファイルにウイルスが感染することはまずありません。また、セキュリティリスクにタブレット固有のものもなく、注意すべき点はスマホとほぼ変わらないですね。そのため、一番気をつけるべきは、ウイルスではなく、電話帳などの情報を盗む不正アプリです。iPadなど、iOSの場合は不正アプリをダウンロードする危険性は比較的低いですが、Androidだと特に注意が必要になります」

“Androidだと特に注意が必要”とは、どういうことだろう?

「Androidの場合、『Google Play』を介さずにダウンロードできてしまうので、不正アプリを図らずもインストールする危険性が高いといえます。さらに、iOSのアプリストアである『iTunes Store』の方が、『Google Play』よりもアプリ登録時の審査が厳しい。タブレットは仕事に使っている人も多いはずなので、特に注意が必要です」

一般に不審なアプリをインストールしないためには、インストール時に開発者の表記を確認するのが重要と言われている。他にも、不正アプリ対策では何をすればいいのだろうか?

「不正アプリの被害を防ぐには、セキュリティアプリも効果的です。弊社でも不正アプリのインストールをブロックする『ノートン モバイルセキュリティ』を提供しています」

さらに浜田氏は、意外なところにも不正アプリをダウンロードしてしまう危険性が潜んでいるという。

「少し前に話題になった『恋人監視アプリ』のように、身近な人が端末を勝手に操作して不正アプリを入れる可能性もあります。気づかずに放置していると、メールを盗み見されたり、現在位置を把握されたりしてしまいます。また、最近アジア圏ではSNSを利用した詐欺も増えており、SNS上の知人に薦められたビデオチャットアプリが、実は不正アプリだったというケースも報告されました。ひどい時にはやり取りの内容を、電話帳に登録されている相手にバラまくと脅迫されたこともあるようです」

最近では被害がやや下火になりつつあるが、不正アプリは以前と変わらず流通している。タブレットは仕事に使っている人も多いので、アプリのインストール時は常に警戒しておきたい。
(丸田鉄平/HEW)

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