
昨年は、iPhone 6の発売や“セルフィー”(自撮り写真)の世界的な流行など、スマホ関連機器のニュースが大きな話題になった。2015年はいったいどんな商品が流行するのか?
そこで、家電やIT機器に詳しく“IT芸人”として知られるペナルティのヒデさんを直撃! 2014年末~15年に発売、もしくは新商品として発表されたスマホ関連デバイスの中から、注目商品を教えてもらった。
●自撮りを進化させるカメラ用ストロボ
knog製「Expose」(2015年1月下旬発売予定)
http://usd.knog.com.au/expose-smart.html
「これは、iPhoneの上部に取り付けられるストロボです。iPhoneにもフラッシュ機能はありますが、暗いところで撮ると光が足りないんですよね。でも、このライトはiPhoneのフラッシュの3倍の明るさ! 昨年はセルカ棒が大ヒットしましたが、今年も自撮りに役立つデバイスがどんどん売れていくと思いますね。自撮りをあまりしない男子でもこれを持っておけば、女の子と写真を撮る時、ナンパのネタにできる…かも(笑)」(ペナルティ・ヒデさん、以下同)
●自分だけの手作りスマホ
Google製「Ara」(2015年後半発売予定)
https://twitter.com/ProjectAra/
「昨年から話題になっている、自分で好きなパーツをパズルのように組み合わせて作るスマホです。ひとつひとつのパーツは、カメラ、バッテリー、メモリなど機能が分かれているのですが、そのデザインもかなり豊富なのが魅力。機能面でもデザイン面でも“世界にひとつのスマホ”ができるんです。パーツの着脱も可能なので、カメラが壊れたら、カメラのパーツだけ取り替えればOK。販売価格は5000円台といわれてます。この安さもウリですよね!」
●腕時計に話しかけて操作できる!
SONY製「SmartWatch 3」(2014年11月発売)
http://www.sonymobile.co.jp/product/smartwear/swr50/
「ここ数年は、体に直接身に着けるウェアラブル(装着型)デバイスに注目が集まっていますよね。この分野に力を入れているのが、SONY。腕時計型の『SmartWatch 3』はスマホと連動できるので、わざわざカバンからスマホを取り出さなくても、手元でメールの確認や返信ができるんです。ボイス機能を使えば、腕時計に向かって話しかけるだけでメールの返信ができる! GPS機能も搭載されているので、地図アプリで道案内もしてくれます。移動の多いビジネスマンにオススメです」
●まさに“スカウター”!? レンズに情報が投影される時代が!
東芝製「東芝グラス」(2015年度中製品化予定)
http://www.toshiba-smartcommunity.com/jp/blog/toshiba-glass
「昨年末に発表された眼鏡型のデバイスですね。この眼鏡をスマホやパソコンと接続すると、右側のレンズに情報が投影されるんです。工場や医療の現場、家庭のキッチンなど、“手が離せない”シーンを想定して商品化が進んでいるそうです。個人的にはスパイっぽくてカッコいいな…と(笑)。また、42gという軽さと、シンプルな見た目も特徴で、普通の眼鏡としての実用性も考えられているところが魅力です」
●コンタクトレンズにカメラを搭載!?
Google製「Google Eye」
http://googleblog.blogspot.jp/2014/01/introducing-our-smart-contact-lens.html
「昨年、Googleが実用化計画を発表して話題になっているのが、超小型カメラを搭載したコンタクトレンズです。まだ開発段階なので、今後どうなるかはわかりませんが、『まばたきをするだけで写真が撮れる』らしい…! これはもう未来すぎる!! これが犯罪に悪用されずに、医療に役立つような未来になってほしいですね!」
そして、最後に「ちなみに個人的には、『あれ、スマホどこだ?』ってなった時に、呼べば自分から出てきてくれるような機能がほしい…(笑)。これだけ急激に進歩してるから、実現も近いかもしれませんよね!」と、ヒデさん。
たしかに、SFで描かれた未来が近づいてきている気がする…。今年もスマホ市場から目が離せなくなりそう!
(オカモト犬助/short cut)
■取材協力■
ペナルティ・ヒデ
1971年千葉県生まれ。1994年、ワッキーとのお笑いコンビ「ペナルティ」を結成。2008年に人気バラエティ番組『アメトーーク』(テレビ朝日系)で家電芸人として話題に。「ルミネtheよしもと」でのライブにも精力的に出演している。