タカラトミー公式、「ハロウィンの大失態」に激凹み


トミカ、プラレール、ベイブレードなど、数々のおもちゃを製造・販売するタカラトミー。Twitter公式アカウント「タカラトミー公式」(@takaratomytoys)は、7万5000超えのフォロワーを獲得する人気者だ(2016年11月6日現在)。他社とのコラボにも積極的で、特にハロウィンやクリスマスなどのイベント時には、各社人気アカウントを巻き込んだ企画でフォロワーたちを楽しませている。

前編に続き、その仕掛け人である「中の人」に話を聞いた。

●ハロウィンに便乗! ワルひげ・ベイブレードで他社「中の人」へ殴り込み

前編では、エイプリルフール企画「24時間嘘マラソン」の舞台裏を明かしてくれた「中の人」ことS氏。ハロウィンやクリスマスなど、世間のお祭りに乗じて様々なネタを仕込んでいるが、それらも全て彼の仕業である。

―― 2015年はハロウィン企画にも力が入っていましたよね。10月31日にTwitterアカウントを持つ企業を10社訪問して、「中の人」たちに“ワルひげ危機一発バトル”を仕掛けるというチャレンジングな企画でした。

「『嘘マラソン』の反響を受けて、フォロワーさんやタカラトミーのファンの方にも楽しめる企画をやりたいという意識は強くなりましたね。あと、エイプリルフールの時にも他社コラボ嘘をやったように、他の企業アカウントの方々にも協力してもらいながらやった方が盛り上がるし、何かしら予期せぬプチハプニングが起こったりするんです。それが結果的に企画を楽しんでもらえる要因になりました」

―― たとえば“ワルひげ”のときはどんなハプニングが?

「9社と対決を終えて、ラストにセガさん(@SEGA_OFFICIAL)に伺おうとしたんですけど、“場所を間違えて訪問できない”という大失態をやらかしました。セガさん、色んなところにオフィスを持っていらっしゃるので……私がメモっていた住所が東品川の本社ではなくなぜか大鳥居のオフィス(大田区)になっていたんです。ハプニングというか、ただの社会人としてあるまじきミスなんですけど…。結局10社回れなくて相当凹んだんですけど、セガさんがそれをネタにしてくれて、フォロワーのみなさんや企業アカウントのみなさんも『やっちまった……』『ドンマイ!』といじってくれたので救われました」

―― 正直、狙ってましたか?

「いえ、ただのミスです! でも、結果的に盛り上がったのは事実で……。予定調和のハプニングではなく、本気でやっているからこそミスに対しても温かく受け止めてもらえるのではないかと思います。そのあとの慌てぶりは本当にリアルな感情がツイートに出ています……(汗)」

―― 企業アカウントなのに、たまにやらかしてしまうところがチャームポイントなのかもしれませんね。

「……自分ではポンコツキャラでいこうなんてつもりは全くなくて、何度も言いますけど本当にただのどうしようもないミスなんです。ただ、昔はツイートに誤りがあったときに、わりと強めのコメントでお叱りをいただくことが多かったのが、最近は寛容に受け止めていただいているのは実感しています。長い間、お付き合いいただいているフォロワーさんも増えているので、少しずつではありますが私の”ゆるい”スタンスも受け入れていただいているのかな……と思います」

ちなみに、取材日の翌週には2016年のハロウィン企画を控えていたSさん。今年は関西に遠征し、大阪の「中の人」たちとベイブレードで対決を果たした。取材時には、

「来週の月曜の朝イチで大阪に行き、9社を回ります。タカラトミーがベイブレードで負けるわけにいかないし、負けるわけがない」

と意気込みつつも「でも、(心配で)ちょっとだけ練習しました」という。その甲斐もあって7勝2敗で乗り切った。強気のわりに2敗しているところが愛される由縁なのだろう。ちなみに、今回のハロウィンイベントを終えた感想を聞いてみると…、

「さすが関西ということもあり、どの企業さんもネタを仕込んで歓迎してくれました。急きょお面や、特製ベイブレードなども用意いただきありがたかったです。今回は私のほかに“青いハト”2匹を引き連れていったんですが、梅田の街を闊歩しているときに帰宅ラッシュと重なって『さっきそこにいた』など、多くの大阪市民のみなさんに反応していただけたのも有難かったですね」

とのこと。今年のクリスマスはもちろん、来年もまたエイプリールフール・ハロウィンと楽しませてくれそうだ。

(榎並紀行/やじろべえ)

【関連リンク】
タカラトミー (@takaratomytoys) | Twitter
https://twitter.com/takaratomytoys?lang=ja

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