iPhoneに登場した「ホーム」アプリって何?

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自宅にあるHomekit対応製品を部屋ごとに「シーン」でわけておけば、iPhoneからワンタップで操作できる
新型iPhoneの発売に加え、Apple Payも開始されるなど、9~10月はiPhone関連のニュースがにぎわいを見せた。新機種の販売に合わせてiOS 10もリリースされ、新機能が追加されたことに喜ぶユーザーも多かったことだろう。

そんななか、突如として登場した「ホーム」アプリのアイコンに、頭の中に「?」を浮かべるユーザーも少なからずいたようだ。「ホーム」アプリは一体どんなアプリなのか。Apple関連情報を日々追いかけ、発信し続けているブロガーのふーてんさんに詳しく聞いた。

「Appleは2014年、iPhoneやiPadなどiOSを搭載するデバイスについて、家電などを操作できる規格『Homekit』を発表しました。各メーカーからこの規格に準じた製品が発売されましたが、製品ごとにメーカーが提供する専用アプリで操作する必要がありました。この不便さを解消するために登場したのが『ホーム』アプリなんです」(ふーてんさん、以下同)

つまり、「ホーム」アプリの登場によって、異なるメーカーのHomekit対応製品であってもまとめて操作することができるようになった。“部屋ごと”にあるHomekit対応製品を一括してコントロールすることも可能になったそうだ。

「あらかじめ部屋ごとの家電を『シーン』として設定し、『ホーム』アプリに設定しておくと、一括操作が可能になります。たとえば、『寝る前』というシーンを設定しておけば、『寝室のカーテンを閉めて、部屋の温度を25度に、照明を消して玄関の鍵を施錠する』という操作がワンタップで完了します」

そんな便利なHomekit対応製品。日本のアップルストアでは、室内外の温度や湿度、二酸化炭素濃度、ドアや窓の開閉回数などを確認できるセンサー類、電源のオン/オフ、明るさや色のコントロールができるLED照明などが販売されている。しかし、海外に比べて対応製品は非常に少ないのが現状だ。

「日本で本格的にHomekit対応製品が普及するには、国内大手家電メーカーの参入が不可欠です。アップルは2016年末から17年初頭にかけて、横浜市に開業するパナソニックのスマートタウン内に研究施設をオープンさせます。これにより、パナソニックのほぼすべての家電がHomekit対応になる可能性は大いにありますね」

研究が進めばシステムキッチン、トイレ、ドア、窓、ソーラーパネルなどにも対応製品が広がっていくかもしれない。

ちなみに、Homekit対応製品を外出先から操作する場合、iOS 10搭載のiPhoneやiPadに加えて、別途Apple TVとの連携が必要となる。Homekit対応製品の普及に備えて、今のうちに購入しておくのも手だろう。
(空閑叉京/HEW)

【取材協力リンク】
ふーてんのiPad(http://hu-ten.com/

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