年の瀬の気分、達成感と焦りどっちが上?

達成感があると忘年会のお酒もより美味しい? 写真:KAORU/PIXTA(ピクスタ)
達成感があると忘年会のお酒もより美味しい? 写真:KAORU/PIXTA(ピクスタ)
今年も残りあとわずか。この1年を思うと感慨深い気持ちになる人も多いのでは? でも、自分に満足している人もいれば、もう終わるのかと焦りを感じる人もいるはず。そこで、20~30代の社会人200人(男女各100人)に、2つの質問で年末の気分を聞いてみた(協力:アイリサーチ)。

■年の瀬を迎えての気分はどっち?
・「今年も一年頑張った…という達成感」派 51.0%
・「今年も大した成果や変化がないまま終わってしまう…という焦燥感」派 49.0%

「達成感派」がわずかに多かったものの、「焦燥感派」と二分される結果に。両方の気持ちがある人もいるだろうし、まさにその日の「気分」で回答も変わるかもしれない。それぞれに寄せられた意見を見てみよう。

【「達成感派」の意見】
「前年よりは成果を出せたので満足」(38歳・男性)
「達成感まではいかないが、常にベストを尽くしてきたという自負はある」(34歳・男性)
「実家を出て、仕事と両立させながら自立した生活をし始めた自分は頑張ったと思うから」(28歳・女性)
「離婚して転職してシングルマザーだけど貯金も頑張ってるから」(25歳・女性)
「去年の終わりに転職をし、慣れない職場で一年何事もなく仕事をすることができたので」(33歳・女性)
「子供がすくすくと育ってくれて、その成長を支えてきたという自負があるため」(34歳・男性)
「一年間ケガもなく生きてこられたから。生きているだけで十分」(37歳・男性)

【「焦燥感派」の意見】
「仕事に対しての不満と私生活の充実感が足りなかった」(39歳・女性)
「景気が上がる気配もなく、仕事をしていても生活が潤うことは全くなかった」(37歳・女性)
「今年も目的もなく、なんとなく過ごしてしまった」(34歳・男性)
「やりたいことはたくさんあるのに、結局何もできずに終わってしまった」(29歳・女性)

「達成感派」は「実家を出た」「貯金を頑張った」「子供が育った」など、具体的で目に見えるものに満足感があった。一方で「焦燥感派」は、「景気」や「生活」のムードなど、漠然としたものに焦りを感じているようだ。しかし、ただ「焦り」があるだけではない。それがわかるのが次の質問だ。

■年末を迎えた時、関心はどっち?
・来年の計画や目標を考えたくなる「未来派」 76.5%
・今年一年を振り返りたくなる「振り返り派」 23.5%

来年を見据える「未来派」が約8割に上った。「達成感派」だけでなく、今年に焦りを感じる人の多くも次の年に目を向けて期待しているのだろう。「未来派」と「振り返り派」、それぞれの意見は以下の通り。

【「来年の計画や目標を考えたくなる」人の意見】
「終わったことはどうでも良い。気にしないし振り返らない。ただし、失敗したことは反省して、次につなげられるようにする」(34歳・男性)
「感傷に浸る時があってもいいが、過去を振り返る暇があるなら次回にどう活かすか考えたい」(35歳・女性)
「楽しい計画を立てて、カレンダーや手帳に予定をいっぱいにすると、充実した一年にできるから」(31歳・女性)
「友人たちと海外旅行に行く計画を立てる楽しみがあるから、仕事がきつくても頑張れる」(32歳・女性)

【「今年一年を振り返りたくなる」人の意見】
「今年のことを振り返らないと来年すべきことがまとまらないから」(30歳・女性)
「未来の計画より、実績の方が重要だから」(26歳・女性)
「来年も変わらないような気がしてとても不安だから」(37歳・女性)
「未来に希望が持てないので過去を振り返る」(37歳・男性)

「未来派」は「次にどう活かすか考える」や「予定を立てる」ことで来年も充実すると考えているようだ。「振り返り派」には「希望が持てない」や「来年も不安」など厳しい声もあったが、「来年すべきことをまとめるために振り返る」という積極的な人もいた。この質問にも、両方の気分を持つ人がいるのだろう。皆さんはいかがでしょうか?

(嶋野清明)

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